どうも、あいうえです。
今回は非常に人気の高い、アメリカ全土に投資できるETFについて紹介します。
投資を始めてみたいなぁという人に気軽におすすめできるETFのくせに、投資を勉強すればするほど、めっちゃ優秀やん……!ということに気付くという素晴らしいETFです。
当サイトでもいろんなETFを紹介していますが、なんだかんだ言ってこいつらが優秀なんですよね……というのは言ってはいけない事実です(笑)
1 アメリカ全土に投資できるETFとは
アメリカにはいろんな有名企業があります。
Google、Amazon、Facebook、Twitter、Microsoftなどのインターネット系を始めとして、JNJが作ったヘルスケア商品を使っている方は多いでしょうし、マクドナルドなどの食品、コカ・コーラなどの飲料もよく口にしますよね。
また、タバコを吸う方はフィリップモリスなんていう会社を知っているかもしれません。
金融でもシティグループやモルガンスタンレーがありますし、コンテンツ系だとディズニー・ネットフリックスもアメリカ市場に上場している企業ですね。
さらに……え、もう十分?まあ、そうですよね。ここまで有名企業を挙げれば十分ですよね。
これらはもちろんアメリカの株式市場に上場しているわけですが、株式投資をするにあたって非常に投資をしたくなる企業達です。
このブログは「とあるオタクの長期投資」なのですが、オタク特有の蒐集癖のせいか私も投資したいなぁと思わされます。だって、格好よくないですか?俺、アップルの株主なんだぜって言いたくないですか?
しかし、いざ株式コレクションしようとするといくつか現実的な問題が浮かび上がります。
1 一部の株式が高すぎる
→ 例えばAmazonの株式は1株1000ドルを超えています。アメリカ株は1株から購入できるとはいえ、いろんな株式をバランスよく買い集めようとするとなんだかんだ言って100万単位の売買になってしまいます。初心者には少し高い壁ですよね。
2 管理が面倒
投資家には確定申告というとてもいやーなイベントが控えています。もちろん特定口座を使えば手間は削減できますが、それでも数十、数百の銘柄を管理するのはそう簡単なことじゃありません。
しかし、それを解決できるのがETFなのです。
ETFというのは株式の集合体なので、例えばこの記事で紹介しているVTI・SPTMなどのアメリカ株の集合体であるETFを一つ買うだけで上に挙げたような会社の株をすべて購入したことにできます。
しかも、ETFは最小売買単位がせいぜい1.5万円なので初心者でも買いやすいです。
しかもしかも、まとめ買いをしているので取引が1回で済みますし、管理も1銘柄だけで済むのです。
アメリカにある有名企業を買いたいなぁ……株主だっていばりたいなぁという欲求をかなえてくれるツール、それがVTI・SPTMです。
2 三つあるアメリカ全土に投資できるETF
もう何回か名前を書いてるのでさらっと書きますが、VTIとITOT、SPTMというETFならアメリカに上場しているほぼすべての会社に投資できます。
いつも聞くNYダウが30社、たまーに耳にするSP500が選ばれし500社だけなのに対して、ほぼすべてです。
それぞれバンガード、ブラックロック、SPDR社が運用するETFですね。
ちなみに、経費率は順に0.04%, 0.03%, 0.03%です。経費率というのはETFを運営している会社が要求する手数料みたいなものですが、0.3どころか0.03とかもはや実質0と言っても過言ではありません。
経費率だけで選ぶならITOT・SPTMになりますが、ITOTは日本の証券会社での取り扱いがないので、日本で買うならばVTIかSPTMになるでしょう。
3 実績
ということで、VTIとSP500の成績を比べてみましょう。青がVTIで赤がSP500です。
そう、なんとVTIの方がSP500に対して安定的に勝っています。ちょっと意外な結果ですね。
これは、VTIやITOTには小型株が多く含まれていて、小型株効果の恩恵を少し受けているからだと思います。小型株効果というのは、小型株の方がリターンがいいというアノマリーのことですね。
SP500は大型株しか含まれていませんから、小型株も含まれているVTIの方がリターンがよくなります。
そういう意味で、実はSP500に連動するETFよりこちらの方が優秀だったりします。
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がっつり小型株に投資するETFもあります。中型株と書かれていますが、中型と小型は基本的に同じです。
驚くほど影が薄い「中型株」に投資するETF【IJH・VO / 中型株のいいところってなに?】
4 採用銘柄トップ10とセクター構成
三つともほぼ同じなのでVTIのを載せます。
バンガード社より引用です
含まれている企業TOP10を見ると、先ほどだらだらと述べた企業が入っていることがわかりますね。流石にこのIT時代ともなると上位陣はITで埋まっています。
含まれている割合というのはその企業の時価総額によって決まっているので、これを見れば今世界で一番大きな企業というのはAPPLEであることもわかります。
セクター構成に関して言えば金融株が多いのに違和感を感じる方がいるかもしれませんが、実のところ資本主義社会というのはなんだかんだ言って仲介役の銀行が非常に大事かつ大きな役割を背負っているので、こんなもんです。
それにしてもインターネット関連企業が多いのは時代ですよね~。
5 取引できる証券会社
VTIは国内ではマネックス証券、楽天証券、SBI証券などで取引が可能です。
海外ではIB証券などで取引できます。
一方ITOTは国内の証券会社は取り扱っておりません。
海外ではIB証券などで取引できます。
SPTMは今のところマネックス証券で売買できます。
さいごに
この記事ではアメリカに投資できるETFとしてVTI・SPTMを紹介させていただきました。
冒頭に書いたようにかなりおすすめできるETFです。
投資初心者に気軽に進められる一方で、考えれば考えるほど優秀であることを知らされるETF達です。
上位陣の顔ぶれを見てしまうとねぇ……?日本企業が敵うような企業が一個もないと言ってしまいたくなるのは日本企業を馬鹿にしすぎでしょうか。
盛者必衰とは言いますが、アメリカ企業はたとえ衰えようとも化け物企業であり続けるんでしょうね。
お読みいただきありがとうございました。
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