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配当の高い企業に集中的に投資できるETF【HDV】


どうも、あいうえです。

 

今日は配当系ETFの中でも、採用銘柄数を絞ることで高い利回りを出しているHDVを紹介しようと思います。比較的評判が分かれるETFではあるのですが、結構ファンも多いので、その中身を見ていきましょう。

 

 

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1 HDVとは

 

HDVとはブラックロック社が運用する高配当株式ETFです。

 

その最大特徴は採用銘柄を75前後にまで絞っていることです。

 

バンガード社が運用する高配当株式ETFのVYMが402銘柄採用している(2018年2月現在)と書けばその少なさがわかるでしょうか。

参考:【一番人気!】幅広くアメリカの高配当株に投資するETF【VYM】

 

HDVは銘柄数を絞ることでかなり高い配当利回りを実現しています。

 

この記事を書いているときは株式が割高で、利回りが下がりやすい環境にあるのですが、それでも3.62%の利回りを実現しています。

 

しかし、採用銘柄を絞ると分散が中途半端になりリスクが増してしまうのも事実。

 

配当利回りは (昨年の配当額 ÷ 現在の株価) で算出されるので、去年までは実績が良かったけど、今年に入って問題が見つかり株価が暴落、そのせいで配当利回りが一時的に急上昇みたいな株が存在します。(分かりやすい例は東芝でしょうか)

 

そのような株は昨年度実績での配当利回りが高くても、これから減配・無配になる可能性があるのでETFに入れてはいけません。

 

でも安心してください。HDVはそれらの企業を組み入れないようにしてリスクを少なくする工夫をちゃんとしています。

 

HDVにおいて銘柄がどのように選ばれているのかを次で見ていきましょう。

 

2 HDVの作られ方

 

HDVは当然配当利回りの高い企業を中心に作られているわけですが、その際に以下のような条件を課しています。

 

1 モーニングスター社が算出している、デフォルトになりにくい企業ランキング上位50%に位置していること

 

2 業界において、ある程度の独占力を持っていること

 

(これはあくまで理解しやすいように簡単な言葉に書き換えたものです)

 

1のデフォルトになりにくい企業ランキングについては、ROEの変化率と財務レバレッジの二つのデータをもとに作られています。

 

ROEはどれくらい効率よく経営しているかを示す指標です。

 

一方、財務レバレッジは経営のどれくらいを借金に頼っているかを示す指標です。

 

ROEが高く財務レバレッジが低い企業は、一時的に業績が低迷していても少ない借金で効率よく経営できているということになるのでデフォルトしにくいということですね。

(参考:クオリティファクターについての簡単な解説

 

2については、独占力がある企業は一時的に業績が悪くてもすぐに立て直せるだろうという考えです。あのバフェットが好きな考え方で、バリュー株投資の基本でもあります。

 

私が調べた限りはモーニングスター社が適当に決めている感じ(=定量的に決められているわけではない)なのですが、モーニングスター社が変な評価をする心配はいらないと思います。

 

要は、配当利回りが高いだけでなく、企業運営もある程度うまくいっている銘柄だけがHDVに選ばれています。

 

短期的に売り込まれて配当利回りが高くなっても、中長期的には立て直せれるだろうと予測されている企業と言ってもいいでしょう。

 

そして、1と2の条件を満たしている企業のうち、配当利回りの高い企業Top75に入る企業をもとにHDVは作られています。

 

リスクを減らす構造がちゃんとあることが分かりますね。

 

また、ウェイトは配当加重方式で求められて、経費率は0.08%です。

 

ファンタメンタル加重のETFにしては異常と言っていいほどの経費率の低さです。

 

流石はiShares Coreシリーズと言ったところでしょうか。

 

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3 実績

 

ということで成績を比べてみましょう。赤線がSP500で、青線がHDVです。

 

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赤線がSP500、青線が今回紹介しているHDVです。

 

 

HDVがコンスタントに負けているように感じるかもしれませんが、よくよく見てみると上昇相場ではSP500が勝ち、下落相場ではHDVが底堅さを見せているという感じになっているのがわかります。

(2015年は例外としてグラフの冒頭部分と2018-2019年にかけての部分をみればよくわかるかと)

 

実際データを見てみてもHDVの方がボラティリティが小さいようです。

 

HDVが出来てから今までずっと上昇相場であったことを考えると、そういう意味でHDVのリターンが悪いのはあまり心配いらないように感じますね。また、このチャートは配当金が含まれていないので、配当金込みだともう少し差は縮まります。

 

4 採用銘柄トップ10とセクター構成

 

ブラックロック社より引用

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上位には有名企業がずらりと並んでいます。

 

もともと配当利回りが高いことで有名なエネルギー・電気通信セクターの割合が高いのが特徴ですね。

 

生活必需品セクターはコカ・コーラを始め、独占力の高い配当貴族・配当王が多いので割合が高いです。

 

注:HDVは組み入れ銘柄の入れ替わりが比較的激しいので最新の情報を知りたい場合はブラックロックのサイトにいってください。

 

5 取引できる証券会社

 

国内ではマネックス証券、楽天証券、SBI証券などで取引が可能です。

海外ではIB証券などで取引できます。

 

6 おすすめ度と私の評価

 

おすすめ度は1-5の範囲で言えば4です。

 

正直5でもいいかな、という感じはします。それくらいには魅力的なETFです。

 

特に、銘柄数を少なくすることによって配当利回りを高くしているところはいい点だと思います。

 

感覚的に分かっていただけるとは思いますが、銘柄の分散はすればいいというものではありません。

 

もちろん、1社への投資と2社への投資ではまったくリスクが違います。

 

しかし、75社への投資(HDV)と400社への投資(VYM)のリスクの差は微々たるものだと思います。

 

だったらある程度数を絞って配当利回りを高くする方が高配当ETFとしては正しい戦略だと思います。

 

しかし、本ブログのいろんなところで書いていますが、私は税金の高さを理由に高配当株式に大して否定的なので4にしました。配当金の2割以上を税金持っていかれるのはつらいです。

 

しかし、逆に言えば否定的な私でも4をつけるくらいには魅力的なETFだということです。

 

購入を検討するに値するETFであると言っていいでしょう。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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