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均等配分について【スマートベータ連載三回目】


あいうえです。連載三回目ということで今日はスマートベータのなかでもイコールウェイトと呼ばれる戦略について書こうと思います。これは比較的とっつきやすいというか、わかりやすいスマートベータだと思います。

 

1 均等配分とはなにか

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普通の時価総額加重だと、組み入れ割合が企業の時価総額によって決まるため、それぞれの組み入れ割合が異なります。

 

なので、正直どのETFを買っても組み入れ上位の銘柄は変わりません。

あ、また1位アップルだみたいな感じで。

 

しかし、時価総額を無視してすべての企業を同じだけ組み込むということもできますよね?

 

というかむしろ、そちらの方が「市場全体を反映している」と考えることすらできるかもしれません。

(どちらがより「市場全体を反映している」と考えるかはある種の宗教みたいなもので、決めることはできないと思いますが……)

 

そうしてできたのが均等配分インデックスです。

 

2 均等配分インデックスの成績

そして、均等配分インデックスは過去において時価総額加重をアウトパフォームしてきました。

これはSP500イコールウェイトETFとSP500の比較グラフです。

yahoo financeより引用

f:id:syougisyougi:20180216122235p:plain

ここまで引用

 

安定してアウトパフォームしてきたことがわかります。

 

3 なぜ均等配分は成績がいいのか

一つの答えとしては小型株効果というのが考えられるでしょう。

 

小型株効果というのは、小型株の方がリターンがいいというアノマリーです。

 

均等配分の方が時価総額加重より当然小型株が多いですよね?

 

であれば、均等配分型の方がいい成績なのは自明です。

 

しかし、それはSP500均等配分インデックスがSP500をアウトパフォームすることをうまく説明できません。SP500採用銘柄は基本的に大型株だからです。

 

となれば、「均等配分という仕組みは時価総額加重に比べて割高株の割合が少なく、割安株の割合が多い」というのも一つの答えとして考えられるでしょう。それならばリターンが高いことを説明できます。

 

時価総額加重は時価総額の高い銘柄を多く組み込むという性質上、過大評価されている株式の組み入れ割合が多くなり、過小評価されている株式の組み入れ割合が少なくなるという批判はしばしばあります。

 

単なるバリュー投資と違う点は、バリュー投資が頑張って割安株を探そうと努力するのに対し、均等配分はそれをしないというのになりますね。

 

全部均等に組み込んどけば、過小評価されてる株の組み入れ割合は自動的に他より高くなるからいいじゃんと言った感じです。

 

(もっとも、本当に価値の低い株式の組み入れ割合も他より多くなってしまいます。それが今から述べるリスクの大きさに繋がるのでしょう)

 

均等配分インデックス方が値動きが大きいこともチャートから分かります。

 

低ボラティリティとは異なり、均等配分戦略はリスクとリターンが正比例しているという意味では自然ですね。

 

上のチャートを見れば分かりますが、2005年から数年かけてついた時価総額加重との差は、リーマンショック時には消えています。

 

リーマンショック以降についた差も次の暴落時には消えているかもしれません……。

 

4 均等配分ETFは買いなのか

いやまあ、長期的にみたらアウトパフォームするんだから買えばいいじゃんという話なんですけど、暴落時の下げ幅は時価総額加重より多いという意味では、景気がいい時には心理的に買いづらい感じはします。

 

20年30年先には時価総額加重をアウトパフォームするとしても、暴落が来てしまうと短期的(短期といっても数年間)は時価総額以下の成績を収めてしまうというのは心理的な壁になりますよね。

 

ならば今は普通のインデックスを購入して、暴落したときに均等配分に買い替えるという方がいいかもしれません。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

何かございましたら気軽にコメントをしてください。

 

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