とあるオタクの長期投資

投資、時々ラノベオタク

投資における現金比率について【非リスク資産をどれくらいもつべきか】


どうも、あいうえです。

 

今日はポートフォリオにおける現金比率の話をしたいと思います。

 

なぜかと言いますと、私は現金比率こそが長期投資を成功できるか否かのカギだと思ってるからです。

 

意外かもしれませんがポートフォリオを決めるときに地味に大事なのが現金比率です。

 

現金比率は、非リスク資産の比率を言い換えてもいいでしょう。短期債券も現金と同じく非リスク資産です。

 

非リスク資産が大事なのは、ほとんどの人の心は自分の資産を100%リスクに晒すのが苦手だからです。

 

投資において一番大事なことは相場に居続けることとはよく言われますが、では、人はどのような時に相場から退場するのでしょうか?

 

損したとき?

 

いいえ、心が折れた時です。

 

損に耐え切れずに心が折れてしまった時に投資を止めてしまうのです。

 

となると、ある程度は心の安寧を気にかけてあげなければならないのですが、その最もよい方法が非リスク資産をちゃんと持つことです。

 

暴落時にも減っていない資産が種銭として残っている限り我々はいくらでも投資を続けることができます。どっかの偉い人も言ってました。「個人投資家は自らのリスク許容度が自分が思っているよりずっと小さいことを自覚すべきだ」とかなんとか。

 

ということで、この記事ではそんな非リスク資産の最たる例である現金の比率を考えていきます。

 

いろいろ複雑にすると考えるのが難しくなるので、ここでは株と現金しか存在しない世界を仮定します。

 

なので債券とか配当とかはいない子扱いします。

 

とはいえ、実際には「現金=債券(特に短期)」と読みかえてもまったく問題ないのでそういう感じでお願いします。

 

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1 現金比率を常に一定保つべきか

 

まず議論すべきはこれでしょう。つまり、現金比率はN%がもっともよいみたいに固定できるのかということです。

 

実際に固定している人は多いと思います。

 

例えば常に株式100%の人は0%固定ということになりますし、そうでなくとも常に5%と決めているみたいな人もいると思います。

 

しかし、それはどうなんでしょうか?

 

景気循環によれば、好況の後には必ず不況が来て、不況の後には必ず好況が来ます。

 

であれば、株価の底で現金0%、株価の頂点で現金100%がもっとも好ましい現金比率になります。

 

つまり、時期によって最も好ましい現金比率が変わるのです。

 

常に現金比率を固定する戦略は最善ではないと言っていいでしょう。

 

ただ、今言ったことの問題点は「今の」最も好ましい現金比率なぞ知りようがないということです。

 

強いて言うなら好況時に増やし、不況時に減らすというおおざっぱな指針はありますが、どのタイミングでどれくらい増やせばいいのか分からないという問題は解決しません。

 

ということで、現金比率を決める方法がいくつか存在します。

 

2 様々な現金比率の決め方

 

1 未来は読めないのだから常に株式100%(現金比率0%)

 

未来なんて読めないのだから、常にフルで株を購入するという選択肢です。

 

そしたら長期的には年5-10%と言われる株式のリターンをほぼ確実に享受できます。

 

先ほど最善ではないと書きましたが、それはあくまで理論上の話で、現金比率をあれこれいじくればこれよりいい成績を残せるわけでもありません。

 

まあ、現金比率固定戦略をとるならこれだと思います。

 

現金5%固定とかしても、それによって長期的なリターンが増えるわけではありませんからね。

(ちゃんと生活防衛資金は別枠で取っておきましょう)

 

しかし、この作戦では暴落時にも投げずにホールドし続ける強固なメンタルを必要とします。

 

相場が好調なときは自分のリスク許容度を多く見積もりすぎる傾向が人にはあるので、例え今「株100%で大丈夫。自分は」とか思ってても私はおすすめしません。

 

みんな自分だけは大丈夫だと思いがちですが、そういう人が相場から退場するのです……。

 

2 様々なデータをみながら調整する

 

様々なデータをみて、景気が底から脱したなと思ったら株を買い、ピークに達したもしくは過ぎたなと思ったら株を売り現金比率を増やすという戦略です。

 

一度の暴落(20%以上の下落を指す)で最低でも2年分の上げが消えるので少しくらいずれても問題なかったりします。それに、そもそも機会損失は損失ではありません。

 

ただ、「もうはまだなり」という格言が示す通り、景気後退は人々が警戒しているうちは起こらないものなので、そういう意味では難しいです。

 

バブルのように皆が好景気に浮かれているときに冷静に現金比率を増やすというのも書くのは簡単ですが、実行に移すのは難しいでしょう。

 

それに、完璧なタイミングを実現できない以上、現金比率を増やしてからもしばらくは株価が上がり、減らして株を買ってからもしばらくはだらだらと株価が下がり続けることが予想されます。

 

1に比べるとまだ個々のタイミングで要求される精神力は少ないでしょうが、その代わり常に精神力を要求されます。

 

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3 すごい人の真似をする

 

例えばバフェットの現金比率を参考にするということはできます。

 

バークシャーハサウェイの現金比率は定期的にわかりますからね。

 

バークシャーはリーマンショック後に大きく現金比率を減らし、その後徐々に増やしています。

 

バークシャーに限らず好きな人の真似をしていいでしょう。

 

2と似てますが、指標ではなくすごい人を参考にするという意味微妙に違うので別枠として書きました。

 

4 機械的に増やしていく

 

最後に暴落のあった年からK年経つごとに現金比率をN%増やしていくという戦略です。

 

最後に暴落のあった年から時間がたてばたつほど次の暴落の可能性が高まるという前提に立った方法ですね。

 

K=1 N=10とすれば10年後にはすべて現金になる計算です。

 

KとNをいじることによって将来の好きなところに損益分岐点をおくことができます。

 

3年以内にL%暴落したら株式100%より得だけど、それ以上は損するみたいな感じで。

 

暴落後5年は株式100%固定でいくみたいにルールを決めてもいいかもしれません。

 

5 自分の年齢に合わせて調整

 

いわゆる100-年齢みたいなやつですね。

 

年をとるとリスクはとりにくくなるというのは認めるにしても、若い人は状況に関係なく株を多く持つべきだというのが気に入らないので私は嫌いです。

 

この方法は相場で生き残るという側面でみても意味が分かりませんし、リターンが良くなるというわけでもありません。それならまだ現金0%のほうがましでしょう。

 

まとめ

 

結局どれもこれも強固なメンタルを必要とする意味では同じです。

 

ずっと株式100%戦略は上昇を逃すという不安を消す代わりに下落をもろに受けることになりますし、現金を何かしらの方針に従って増やしていくという戦略は上昇に乗り切れないリスクを常に背負っています。

 

なかなか暴落がおきず、株式100%戦略を連続10年アンダーパフォームとか余裕でするでしょうし……。株式100%派に10年連続で煽られる未来です。

 

じゃあなぜこのような記事を書いたのかと言いますと、読者の方にはこの中から好きなのを選んで欲しかったからです。

 

投資はメンタルゲーです。長期投資はぶっちゃけ居続けさえすれば勝ちは確定してますからね。歴史的に。あくまで歴史的に。

(「歴史的に」という言葉は心強い一方で悪魔の言葉でもあります。「もしかしたら今回は違うかもよ……?」)

 

そうなると、将来の自分の資産が10%20%減ろうが、市場に居続けられる方法を選んだ方が良かったりします。

 

最初にも書きましたが、そのカギとなるのが現金比率だと思います。

 

結局は短期的な資産変動に心動かされてしまいますから。

 

その中で自分に合った現金(少なくとも見た目上は変化しない資産)を持つのはとても重要なことです。

 

なので、この記事で紹介した様々な方法の中から自分が一番投資を続けられそうな方法を選んで欲しいです。

 

個人的なおすすめは2・3・4ですね。いずれも現金比率を増やすことに重きを置き、リターンを少し犠牲にしてもリスクを減らす方法です。

 

ルールに従って機械的にやるのが好きな人とかは4がおすすめです。

 

自分が投資をやめてしまうリスクを減らすために将来の資産が20%減るくらいは許容してもいいと思います。

 

お金は一定ラインを超えると幸福度に影響しないという話もありますし、煽りに負けず積極的に負け惜しみを言っていきましょう(笑)

 

お読みいただきありがとうございました。

 

他記事宣伝

 

相場を退場になってしまうといえばナンピン買いを連想する人もいると思いますが、下の記事ではナンピン買いになぜ失敗するのかということに焦点をあてました。

 

 

 暴落に備えるとして、何を売るべきなのかをPERなどの視点から分析してみました。

 

 現金比率も含めたおすすめのポートフォリオの作り方を紹介した記事もあります。

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