とあるオタクの長期投資

投資、時々ラノベオタク

株券の価値は何によって裏付けられているか


 

どうも、あいうえです。

 

今日は株式について考えてみようと思います。

 

突然ですが、株式の価値は何によって裏付けられているのでしょうか?

 

……なんでしょうね?

 

答えは単純で、その会社の持つ純資産(≠BS上の純資産)です。

 

その会社の持つ資産を全部売って、そこから債務を返済した残りが株主の持ち分です。

 

 

ここをスタートにしていろいろ考えていきましょう。

 

 

1 株式の価値はもっと大きい

 

前項では、株券の価値は会社の精算価値に裏付けられていると書きましたが、それはあまりにも形式ばった解説です。

 

当然実際の株券の価値はもっと大きいです。

 

なぜなら、会社が今すぐ精算されない限り、その会社は利益を上げ、その利益によって会社の精算価値が上昇することが見込まれるからです。

 

よって株券は、現在の純資産+将来の利益(の現在割引価値)によって裏付けられているといっていいでしょう。

 

しかしここで大事なのは、利益以外に株式の価値を裏付けるものがないということです。

 

2 価値を裏付けるのは売上高でも、売上高成長率でも、利益率でも、ROEでもない

 

さらにいえば、その会社の業界シェアでもなければ、その会社の属する業界の市場規模の成長率でもないです。

 

いやまあ、どれもこれも、利益を説明するための変数にはなるでしょうが、しかし、株式の価値を裏付けているのはどこまで行ったって利益です。

 

属する業界の市場規模が年20%上昇していようが、そこにおけるシェアを90%獲得していようがなんだろうが、その会社が利益を出せていなければ、その株券の価値は将来的には当然ゼロになります。

(キャッシュフローについては、長期的には利益に等しくなるので許しますが、しかしどちらがより好ましいかといえば会計上の利益で考えることでしょう)

 

なので、ある株式を保有するときには、その会社が現在持っている資産の価値と、その会社が生み出すであろう利益がなにより大事であって、その会社のキラキラ感とか、成長率とか、利益率は究極的にはどうでもいい要素でしかありません。

 

ましてやその企業が赤字ならば「いつ、どうやって、どの程度の黒字を達成できるのか」ということが一番重要になることは言うまでもありません。

 

何aaSかは知りませんが、最終的に大事なのは利益なのです。

 

3 赤字企業に過大な価値がつくことへの違和感

 

この会社は未来を変える……そんな風に期待されてる企業は沢山あります。

 

素晴らしいことだと思います。ね、世界をね、もっと便利にしてくれたね……。

 

でも、ここではっきりさせておきたいのは、どんなに素晴らしい企業でも、黒字を出せない企業の価値はゼロだということです。

 

ゼロです。

 

そりゃそうですよ。赤字だし、その赤字が最終的に資本を食いつぶしたときにその会社は潰れてなくなります。世界を変える? そんなの利益を出してから言えバーカ!って話です。

 

当たり前ですよね?

 

まさか、企業にも人権が、生存権があるだなんて言いませんよね?

 

しかし、最近はそういう企業があまりにも多い気がします。

 

売上高成長率だの、市場規模成長率だの、世界を変えるだの言ってお金を集めておいて、いざ「じゃあいつ黒字になるんですかぁ?」と聞かれてると何も言えない企業が。

 

そのユニコーンとやらはいつ利益を出すんですか?

 

まとめ:近視眼的になってはいけないが……

 

どの企業でもそうですが、今すぐ利益を出す必要はありません。

 

むしろ、今すぐ多く利益を出せという姿勢は長期的には企業価値にも、社会にもよくないでしょう。

 

しかし、いつ利益を出せるのかすらよくわかってない企業というのははっきり言って企業として0点ですし、そのような企業にバンバン投資をするのはおかしいと思います。

 

まして、それをユニコーンだのなんだの言って持ち上げるのはもっと危ないことです。

 

投資スタイルは人それぞれですが、そのような利益による株式価値の裏付けに欠いている企業への投資は、長期投資であったとしても思ったような利益が出ないどころか、むしろ長期的には価値がゼロになってしまうことをよく認識しておくべきでしょう。