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意外とすごかったダウ輸送株平均【IYT・XTN】


どうも、あいうえです。

 

突然ですがここでクイズです。あのインデックス投資界の王者・SP500(赤)にダブルスコア弱の大差をつけて勝利している指数(青)がありますが、それは一体何でしょうか?

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……答えはこの記事のタイトルにも書いてありますし、グラフの上の方にも薄く書かれてますね。DOW JONES TRANSPORTATION AVERAGE、ダウ輸送株平均です。

 

すごくないです?あのSP500にほぼダブルスコアで、上昇相場ならどの時期を切り取ってもコンスタントに勝ち続けているという有能ぶり。

 

ダウ輸送株平均はみんなお馴染みNYダウに連動するETF【DIA】の輸送株バージョンみたいなもので、人・物の輸送に携わっている企業が選ばれている株価指数ですが、そんな有能な子がいたなんで……。

 

なぜそんな地味なものの指数を計算しているの?となりますが、wikipediaにはこう書いてあります。

 

1884年7月3日、Dow Jones Average(ダウ平均株価)の算出が開始された。算出開始当時は大企業の業種が乏しく、11銘柄中9銘柄を鉄道事業者が占めていた(ニューヨーク・セントラル鉄道ノーザン・パシフィック鉄道デラウェア・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道シカゴ・アンド・ノース・ウェスタン・トランスポーテーション・カンパニーなど)[1]

その後、19世紀末の産業発展を受け、1896年5月26日、従来のダウ平均とは別に、新たにDow Jones Industrial Average(ダウ工業株平均、現在のいわゆる「ダウ平均株価」)の算出が開始された。それまでのダウ平均は、同年の9月8日にDow Jones Railroad Average(ダウ鉄道株平均)と装いを改められた[1]。その後ダウ鉄道株平均は、アメリカにおける輸送手段の多様化を反映し、1970年1月2日から現在の名称となっている。

ダウ・ジョーンズ輸送株平均 - Wikipedia

 

なるほど、昔はこちらが文字通りのNYダウ平均株価だったのが、アメリカの工業化を反映したNYダウ工業株平均を作った際にダウ輸送株平均に名前を変更したわけですね。

 

まあ、NYダウ歴史のお勉強はあまりやってもしょうがないので、その中身にスポットを当てていきましょう。

 

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1 ダウ輸送株平均がすごい!

 

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先ほどのグラフを再掲しますが、いやーすごいですね。これでいてSP500よりも実績PERが低い(約16倍。SP500は約20倍。どちらも2019年1月現在)のですから、利益の伸びがすごかったことを伺わせます。

 

まあ確かに、20世紀・21世紀にはいろんな側面がありますが、そのうちの一つとして「輸送の世紀」としての一面は当然あるわけでそれを手掛けてきた輸送株の利益の伸びが半端じゃないのは言われてみれば当然かもしれません。……言われないと逆に気付きにくいですが。

 

私も一応ダウ輸送株平均の組み入れ割合が高い株式の財務諸表をざっと流し見してみましたが、鉄道株の売り上げ・利益の伸びがやや緩い一方で宅配系が近年は急成長しているようです。

 

なるほどなぁ。

 

今後の伸びしろについては賛否両論あると思いますが、そうそう簡単に衰退する産業だとは思えません。リスクシナリオは「どこでもドア」の開発ですかね(笑)

 

また、設備の維持にお金はかかりますが、事業内容がシンプルな割に新規参入が難しい業界なのは大きなメリットです。

 

一方で、デメリットは景気敏感株なところだと思います。チャートを見ても景気の悪化時の下落は大きいですし、利益もガクッと落ちてしまいます。鉄道系は圧倒的な堀のおかげで利益率が高いですが、宅配系はやや薄利多売の気があるので……。

 

2 輸送株インデックスに連動する二つのETF

 

そんな輸送株に投資できるETFは二つありまして、一つがiShares Transportation Average ETF(IYT)、もう一つがSPDR S&PTransportation ETF(XTN)です。

 

IYTの方はダウ輸送株平均にそのまま連動するETFになっていまして、XTNの方はS&P Transportation Select Industry Indexという少し違うインデックスに連動するようになっています。

 

この二つのインデックスはどちらも一癖あるインデックスでして、ダウの方は

株価平均型株価指数(Wikipedia)ですし、S&Pの方は均等配分インデックス(本ブログ)になっています。普通の時価総額加重も欲しかった……。

 

IYTとXTNの値動きに違いはあまりないのですが、均等配分の方がその特性通りややハイリスクハイリターンな値動きになっています。

 

構成銘柄についてはIYTとXTNでかなり異なっており、IYTの方は鉄道系が多く、XTNの方は陸運系が多い感じですね。素直に分析すればIYTの方が利益は安定しているものの、XTNの方が成長性が高いという感じになるかと思います。

 

参考

IYT

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XTN

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まあ、加重方法の違いや構成銘柄の違いを踏まえた上で好みで使い分けてくださいという感じになると思います。

 

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さいごに

 

輸送株にスポットを当ててみた記事でした。景気敏感株でありながらもどこか安定性があるというのが私の感想です。結構好きなので、私もバリュエーションを見ながら投資をする機会があるかもしれません。

 

また、本記事ではほとんどを省略しましたが、IYTなんかは全部で20銘柄しかないので投資前に財務諸表を分析して投資をするというのもいいと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

紹介したETF一覧 - とあるオタクの長期投資

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