どうも、あいうえです。
年末なので今年読んだラノベを振り返りましょう。ランキング形式です。このブログが始まったのが2018年なので、一部2017年の作品もランクインさせてますが悪しからず。
なお、2018・2017年に1巻が出たラノベ限定にしているので、シリーズものはランキングから除外されています。急にネトゲの嫁18巻やら緋弾のアリア28巻のネモやらがランクインしても困るでしょうという。
- 1位 誰でもなれる!ラノベ主人公 ~オマエそれ大阪でも同じこと言えんの?~
- 2位 滅び時だと彼女は告げた #異能犯罪捜査〈零局〉
- 3位 オミサワさんは次元がちがう
- 4位 暗殺拳はチートに含まれますか? ~彼女と目指す最強ゲーマー~
- 5位 賭博師は祈らない
- 6位 はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。
- さいごに
1位 誰でもなれる!ラノベ主人公 ~オマエそれ大阪でも同じこと言えんの?~
1位2位3位は全部本当に僅差だったので、かなり迷ったのですが、この作品を1位にしました。(以下リンクは全部AMAZONです。実はアフィ入ってません)

誰でもなれる!ラノベ主人公 ?オマエそれ大阪でも同じこと言えんの?? (電撃文庫)
- 作者: 真代屋秀晃
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2017/12/10
- メディア: Kindle版
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ええ、皆まで言わなくていいですよ。本のタイトルは結構アレなのはわかっていますよ。
私だってこの作品はあまり期待してませんでした。たまたま同じ月に2冊イラスト買いしたから、おまけでイラスト買いしたのがこれです。
この人がイラストやってるなら買ってみよっかなぁというイラストレーターさんは何人かいるのですが、この作品のイラストレーターさんはそこまで大好きなわけではなくて、でも普通に好きだからイラスト買いした……みたいな?
それはさておき、肝心の中身ですがそれはもう面白かったです(1位だし当然)
群像劇なので序盤は結構退屈というか、いろんな人でてきてよくわからないーみたいな感じになるんですけど、中盤から終盤にかけての群像劇の見せ所、つまり設定がギューっと一点に収束していくところの出来が本当によかったです。
伏線は当然回収されますし、謎も解けますし、何よりすごいのはキャラ一人一人にしっかりと役割が与えられているところなんですよね。そりゃ商業として売ってる小説だし群像劇ならそれくらいできて当然と思われるかもしれませんが、ここまでしっかりとしている作品はめったにないと言ってもいいです。
もう、本当によかったです。皆さんもタイトルで敬遠せずに手に取ってみてください。
2位 滅び時だと彼女は告げた #異能犯罪捜査〈零局〉

滅び時だと彼女は告げた #異能犯罪捜査〈零局〉 (電撃文庫)
- 作者: 久我悠真,mitan
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/10/10
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
読んだことのない作者の作品を読みたくてだらだらと電撃文庫のホームページみてたらあらすじが面白そうだったから買った一作。
この作品は1位の作品とは違って随分とネットの評判が悪いですねぇ……。ふだん私は発売日前に予約して買うし(Kindle)、レビューもこのブログくらいでしか残さないのでネットの評判を見る機会はないのですが結構ボロボロに書かれててかわいそうになります(笑)
まあ、変なレビューの被害に遭っているというわけではないので、かわいそうというのは語弊がありますが……。
良い作品だと思うんですけどねぇ。ヒロインはしっかりとカッコいいし、かわいいし、冒頭で起きた事件がメインの事件にもしっかりと絡んでいてストーリーも作れてるし、ヒロインがかわいいし。――今さらですがこの作品は異能ミステリ系です。1位の作品のギャグっぽい感じとは違ってきちんと異能異能してる系です。
まあ批判的なレビューの言っていることも分かるんですけどね。ちょっと荒いなーという感じは確かにしましたし、サブキャラたちが無駄に個性的なのは流石に無駄な感じがしました。(作品の雰囲気づくりには役立ってますが、そこまでいるぅー?って感じ)
しかし、いくつか見かけた「設定の甘さ」と「主人公の影の薄さ・頭の悪さ」についてのツッコミはちょっと的外れかなと。
まず設定の甘さですが、この作品の設定の細かさ・正確さは標準くらいだと思います。ハリーポッターくらい?そもそも「細かい世界観」を売りにしている作品でなければちょっと適当なくらいがファンタジー感がしてより楽しめますし、物語上必要のない設定まできっちりと詰め込むのははっきり言って邪魔です。
(私はイラストを趣味で描いていたりするのですが、イラストでもメインじゃない部分をあえて手抜くというテクニックは有名です)
また、主人公の影の薄さ・頭の悪さについてもワトソン役(ワトスン役)ならこんなもんじゃないの?と私は思います。この作品の事実上の主人公はヒロインであり、主人公はヒロインの補助&読者目線の提供という役割がメインなのですから、その役目をしっかりと果たしてたらOKだと思います。主人公のおかげでヒロインは魅力的に仕上がってました。
ただ、結果的に2位にしたのは実際微妙な部分があったというのと、そもそも完結していないからです。
え、てか2巻あるよね、普通にあるよね? 大丈夫です? 信じていいんですよね電撃文庫さん? 普通に2巻ある感じの引きでしたけど、まさか、売上次第で2巻出るか出ないか決まる感じのあれじゃないですよね? ねぇ?結末をめっちゃ楽しみにしてるしなんならもっと長いシリーズになっても面白そうだなって思ってますよ? ちゃんと出してくださいね? なんなら無駄に丁寧に描写しちゃった拷問シーンから始まる2巻出していいんですよ?(突然の性癖告白)
3位 オミサワさんは次元がちがう
こちらに詳しい(?)レビューがあるのでこの記事では省略。
3位だったのは、そもそもが好きな作家さんの作品ということで私の中の面白いハードルがちょっと高かったからです。まあそのハードルは余裕で飛び越えている作品なのですが、ハードルで求めてた面白さと実際の面白さの差を取ると3位くらいかなーって感じ。なんせ1位と2位の作品はハードルゼロでしたからね……。というか1位のはタイトルのせいでハードルマイナスでした。
あと、先に述べておきますが1-3位と4位の間には越えられない壁があります。雰囲気としては「一気読みするほど面白かったかそれほどではなかったか」って感じです。
4位 暗殺拳はチートに含まれますか? ~彼女と目指す最強ゲーマー~

暗殺拳はチートに含まれますか? ~彼女と目指す最強ゲーマー~ (ファンタジア文庫)
- 作者: 渡葉たびびと,きただりょうま
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/12/20
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
確かTwitterで宣伝ツイート流れてきたから買った作品だったと思います。私は宣伝みかけたら買うようにしてるんですよね。
作品自体はまあ、普通に面白いって感じでした。ヒロインといちゃいちゃしながら楽しくゲームしていくというコンセプトがきちんと最後まで発揮されていました。
特に、3巻のクライマックスで出てきた主人公の決め台詞はこの作品の設定が生かされていて最高でしたね。これを見るために3巻まで読む価値があると言っても過言ではありません。
雰囲気的に3巻で終わる感じなのは残念ですが、確かにキャラクターが全員なんとなくなぁ……って感じなので納得はできます。
コンセプトのせいかおかげか、みんないい人すぎたんですよね。もうちょっと嫉妬に狂ったりとかの濁り要素があった方がよかったと思います。
あと、Kindle(白黒)で読んでたせいでヒロインの髪の毛をずっと赤色だと思ってたのは内緒。青だと知った時は結構たまげました。雰囲気が赤かったのでずっと勘違いを……。
5位 賭博師は祈らない
こういう作品の問題点って、順当に面白いせいでこういうランキングのときに上位にこないことだと思うんですよね、な一作。近く発売の5巻で完結する予定だそうです。
本当に普通に面白いんですよね。普段は悪目立ちしないように爪を隠している主人公がヒロインのために本気を出す的な展開は面白いし、そのせいで主人公が病んだりするのも面白いし、この本のメインである賭博シーンも面白いです。
滅び時だと彼女は告げたが荒っぽいけど刺さる人には刺さる作品な一方で、この作品は隙のない面白さを提供してくれます(そのせいで上位にこない)
1・3位の作品も隙の少ない面白さという意味では似ているのですが、そうなってくると一冊できれいに全部完結している作品の方が完成度が高くなりがちなのも困りものなんですよ。1・3位のやつって最初から1巻完結という前提で作られているので濃度が濃いんですが、一方でこれは、続きがあるかもしれないし、ないかもしれない的な中で刊行されていくのでねぇ……。
ただ、最近読んだラノベでよかったのをおすすめして!と言われたら多分これを推薦します。
6位 はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。

はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。 ~ふふん、私は今日からあなたの恋人ですから……! (電撃文庫)
- 作者: 旭蓑雄,なたーしゃ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/07/10
- メディア: 文庫
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かわいい。
多分紹介した中では一番萌え萌えしてる作品。かわいい。
買う前に期待している内容にちゃんと応えてくれるのがいい。かわいい。
さいごに
ということで今年読んだ面白かったラノベの紹介でした。このブログも長らくオタク要素がなくなってましたからね。たまには補充しなければ。
2018年は初めて一年を通じてKindleを使った年だったのですが、おかげでいろんな作品に手を出せたのでよかったです。
一方で、Kindle版が出るのを待ちきれずに買った作品があったりもしました(笑)
シリーズものなのでシリーズ前作同様Kindle版がでるのは分かっているのですが、出版社が「いつ出るのか」ということを特にアナウンスしないわ、2か月くらいたっても出ないわで我慢できずに本屋で買ってしまいました。
いいんですけどね。イラストを紙で楽しめるし。ただ、紙で持ってるラノベはいつかKindle版でもう一度買いそろえる予定なので、新しく紙で買うのは避けたかったんですよね。うーん。
また、好きな作者の新作がめっちゃつまらなかったという悲しい事件があったり……。
来年もいい年になることを祈りましょう。
お読みいただきありがとうございました。