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【高い利回りに騙されるな】正しく新興国現地通貨建て債券に投資する方法【LEMB・EBND・1566】


どうも、あいうえです。

 

今日は投資初心者が勘違いした状態で投資をしやすい新興国現地通貨建て債券に投資できるETFを紹介しようと思います。

 

まず初めに、タイトルには高い利回りに騙されるなとはありますが、そのような債券が詐欺的なものという意味では決してありません。

 

しかし、現地通貨建て債券というのが、リスクリターン特性を理解しないまま投資を行い大損し「うわー騙されたー」という風に感じる人が多い投資先なのは事実です。

 

なのでこの記事では、現地通貨建て新興国通貨債券の紹介を行い、続いてそれに対する投資方法を紹介していこうと思います。

 

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1 現地通貨建て債券とドル建て債券の違い

 

実は新興国が発行している債券というのは、新興国の現地通貨(元・ルピーなど)で発行されるものとドルで発行されるものの二種類があります。

 

ちなみにドル建てのはこの記事で紹介しているのですが、その記事では現地通貨建て債は信用が足りないから仕方なくドル建てで債券を発行しているみたいな説明をしています。

 

実際その通りでして、新興国の通貨というのは非常に信用が低いです。

 

例えばこの記事を書いているあたりで言えばベネズエラのインフレ率が年100万%(=通貨の価値が100万分の1に)なっていたりします。年100万%ってもはやすごすぎて何がなんだかわかりません。

 

もしベネズエラの現地通貨建て債券を購入していた場合はその債券はもはや紙屑と化していたことでしょう。

 

ベネズエラの例は極端だと思われるかもしれませんが、似たような例はいくつもありますし、「インフレ率が二桁突入」くらいならほぼ毎年のように開催されている定期イベントです。

 

このようなイベントの何が問題なのかというと「結構な頻度でおこるくせにいつ起こるかわからない」という点です。寝て起きたらクーデター起こってて急にリスクが増したみたいな感じで起こるというたちの悪さ。地震みたいなものですね。

(なので日本でも地震保険というのは国がお金を負担していたりします)

 

2 リスクが高いこと自体は問題ではないが……

 

とはいえ、リスクが高いこと自体は投資においては悪いことではありません。

 

なぜならいろんな人がそのリスクを見積もりながら売買する市場においては、リスクに見合っただけのリターンが得られるような価格で債券が売買されるからです。

 

リスクが低い債券は低り利回りで売買されますし、リスクが高い債券は高い利回りで売買されます。新興国現地通貨建て債券全体であれは平均として6%前後で売買されているでしょうか。日本国債と比べても桁違いに高いですが、新興国米ドル建て債券と比べても十分高い利回りです。

 

なので本来であれば問題はないのですが、ここで非常に大切がことが一つあります。

 

それはきちんと分散投資をするということです。

 

高い表面利回りの債券を売ろうとする証券会社の姿はいくらでも確認ができるのですが、そんなものに何百万円をつぎ込むのは絶対にいけません。

 

勝てば資産が100倍に、負ければ資産が100分の1になってしまうような勝負を考えてみると、勝率が50%である場合には期待値は正となりますが、そのような勝負に全財産を賭ける人はいないですよね?

 

新興国現地通貨建て債券というのは勝てば資産が2倍に、負ければ0に、勝率が7割くらいの勝負と言った方が雰囲気としては正しいかもしれませんが、これだって期待値が正であることを理由に全財産をつぎ込むのは馬鹿らしい行為です。

 

しかしきちんと分散投資をすれば雰囲気としては勝てば1.2倍に、負ければ0.8倍に、勝率5.5割くらいの勝負にすることができます。(注:あくまで適当に考えた例なので数字の正確さは一切保証しません)

 

分散投資をしてもなお、リスクが高いのが新興国現地通貨建て債券ではあるのですが、分散投資をしている場合には高リスクに見合った高リターンが期待できるのです。

 

3 分散投資の方法

 

個人的には、もし新興国現地通貨建て債券に投資をしたいという人がいるならば、分散投資の手法としてETFを推奨します。

参考:ETFを使った投資のメリット【金融業界の革命児】

 

副題に入っているLEMB・EBND・1566のという文字は新興国現地通貨建て債券に投資するなかで一般に使われる3つのETFです。

 

例えばLEMBに組み入れられている債券の発行元を見てみると

f:id:syougisyougi:20180829165021p:plain

参照元:iShares J.P. Morgan EM Local Currency Bond ETF | LEMB

 

みたいな風になっており、ちょっとブラジル多くね?という声を飲み込んでしまえばきちんとした分散がなされていることがわかります。

(ちなみに、1566が連動しているインデックスでは1国当たりの組み入れが10%を超えないように調整がなされていたりします)

 

まあ、LEMB・EBNDが外国株扱いで取引手数料が高いことを踏まえると、普通に投資したいのならば1566を使うのが一番いいと思います。

 

さいごに

 

新興国現地通貨建て債券というのは表面利回りを信用していはいけないものです。

 

高いインフレ率によって通貨価値が毀損していくことで、表面利回りの一部が為替を通じて円高という形で減らされることが決まっているからです。

 

なので投資の雰囲気としてはキャピタルロスをインカムゲインでカバーできるかできないかという勝負になっていくのですが、このことを理解していないで投資している人があまりにも多いように思われます。

 

自分がどのリスクを取っているのかというのを正しく理解して投資するようにしましょう。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

参考:債券とインフレ率の関係というのはこちらの記事で解説しています。

 

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