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トルコ株は流石にそろそろ買い頃なのだろうか【トルコリラ・トルコ株は割安?】


どうも、あいうえです。

 

今日は非常に安くなっているトルコ株について私の考えていることを書いてみようと思います。

 

 

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1 トルコリラ及びトルコ株の現状

 

とりあえずトルコ株の指数(リラ建て)とトルコリラ/円のチャートをぺたり。これらを掛け合わせたやつがトルコ株への投資の円建て成績です。

 

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トルコについては昔

【トルコリラの下落が止まらない理由はなに?】トルコのエルドアン大統領の唱える経済学説を解説してみる

こんな記事を書いてかる~く擁護的なことをしたことがあるのですが、この後もエルドアン大統領の再選や人事もあって、トルコ株及びトルコリラの下落はとどまるところを知りません。

 

リラ建ての株価も下がり、リラも下がっているということで、ドル建てだと年初来で-35%という驚くほどの下落を見せています。(上のチャートの2018年以降のところを見てください)

 

このペースだと年間で60-70%下がることになってしまいますね。リーマンショックじゃん。

 

とはいえ、そこまで下がってしまうと流石にそろそろ底が近いという風潮や、選挙が終わったし悪材料は出尽くしたのでは感があったりもします。

 

実際、トルコリラは売られ過ぎているという話も機関投資家からちらほら。

 

それに、PERなどの指標で見ても流石に割安感が高いです。ブラックロックのサイトで見ると実績PERは8です。予想PERに至っては6という圧倒的な低さ。まあ、それでも政策金利からみたリスクプレミアムは負なんですけどね……。

参照:iShares MSCI Turkey ETF | TUR

 

じゃあ買い……といってみたいのですが、もう一つ気になるものがあります。

 

2 出口をどうするのか?

 

トルコ株への投資成績は主に三つの要素に左右されます。

 

1 トルコ株の動き

2 トルコリラの動き

3 円の動き

 

日本在住の人にとっての理想はトルコ株が上がり、トルコリラが上がり、円が(適度に)下がるという相場です。

 

そして今現在はトルコ株が下がり、トルコリラが下がり、円が下がっているという相場なので今からトルコ株に参入するというのは1と2に対する逆張りということになります。

 

しかし、ここで気になるのが景気後退の四文字です。

(注:ここでいう景気後退は株価がピークを迎えるという意味であり、経済学用語とは意味が微妙に違います)

 

いくらトルコ系資産が割安と言えども景気後退に入ってしまえば

トルコ株が下がり、トルコリラが下がり、円が上がる

という最悪のパターンが実現するのは間違いないでしょう。

(参考:PERと景気後退時の下落幅に関係はないという話はこちらの記事でしてます)

 

もちろん、足元の強い指標を見る限り景気後退はすぐにはこないと考えられるので、景気後退は早くて2019年頭です。知ってる中で一番遅い説は5年後ですが、こういうのはある程度厳しめに見積もるべきなので2019年という説を採用して以下考えていきます。

 

2019年には景気後退が始まると仮定すると、今から始めるトルコ株投資はおおよそ半年以内に利益確定をする必要に迫られます。つまり、トルコ相場が半年以内に反発局面に入り、なおかつ年末には含み益を得ていなければならないということです。

 

トルコ相場が半年以内に反発局面入りしたとしても、買いのタイミングがよくなければ年末に含み益を得られない可能性があることに注意が必要です。

 

さらに気になるのは、1ドル110円という円相場自体も「円は割安である」という見方が一般的なことです。日銀には既に円高を阻止する術などなく、これから一時的に1ドル120円台に乗せることはあっても中期的な視線で言えば円は明らかに買いです。

 

トルコリラが割安なのと同じように円が割安なのだとしたら、通貨面でのメリットはあまりないことになってしまいます。為替ヘッジをしようにもヘッジコストがかさみますし、そもそもヘッジしてようが景気が後退すればトルコ株のロング分の損失を被ります。

 

買いに入るには魅力的な水準ですが、出口のことを考え出すと途端に暗雲が立ち込めるのです。

 

3 これこそ見逃すべきチャンスではないのか

 

 丁度先日

【将棋の格言から考える投資】一回目のチャンスは見逃せ【大山康晴】

という記事を書いているのですが、私にはトルコ株こそ見逃すべきチャンスであるように思えます。

 

今ではなく、次の景気後退時に多めに買っておくくらいがいいというスタンスです。

 

例えば2019年-2020年にかけて景気後退が来るのであれば、円も高くなっていることを踏まえればまず間違いなく今と同程度の株価で購入することができます。そのタイミングでもトルコ系の資産は他の新興国資産と比べて割安度が高いでしょう。

 

たとえここから反発したとしても景気が後退すればもう一度下落するわけで、そこで買えばいいという理屈です。そうなれば割安感が解消されてるはずの円も味方です。

 

景気後退が気になるのなら、景気が後退するまで待てばいいのよ理論と名付けましょう。

 

逆に2022-23年程度まで好景気が続いてしまうとトルコ株を買うタイミングは逃してしまう可能性がでてきますが、まあ、それはそれでいいでしょう。次の投資先を探せばいいだけの話です。

 

さいごに

 

今のトルコ株には

1 そもそもすぐに反発するとは限らない

2 反発したとしても景気後退までに売り抜けられる可能性が低い

という問題があるためまだ買いではないというのが私の意見です。本記事では特に2の方を強調してきました。

 

ここからトルコ相場で利益(or高いリスク調整済みリターン)を出すには底を正確に当てなおかつすぐに利確をする必要に迫られますが、まあ、まず無理でしょう。特に前者が難しいです。

 

もちろん、好景気が長引くという想定をすれば底を当てずとも利益がでるのですが、それならば素直に米株、それもFANGを買っておく方が何倍も安全にリターンを得られます。わざわざトルコに手を出す必然性がありません。

 

ベア相場が近いとするならばトルコ株を買う理由などなく、ならばとブル相場が続くと仮定しても、ベア相場入りを警戒する以上トルコ株を買う理由がありません。

 

ということでトルコ株はしばらく見逃す方針で行こうと思います。

(今現在保持しているVWOにはトルコ株が1%弱含まれていたりするので実は既に持っていたりするのですが、ポートフォリオ全体を100とした場合の保持率は0.1程度なのでまあ……)

 

これから買う予定だという人も、ポートフォリオの5%以上を投資するのは絶対に絶対に避けるべきでしょう。5%でも多すぎるくらいですが。

 

お読みいただきありがとうございました。

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