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【将棋の格言から考える投資】一回目のチャンスは見逃せ【大山康晴】


どうも、あいうえです。

 

今日は好きな将棋の格言から無理やり投資話にもってこうという記事をやってみようと思います。

 

私は中飛車・穴熊・右玉の三つの戦法を主に指す自称アマチュア3-4段くらいの男なのですが、永瀬拓也N段及び大山名人が好きだったりします。

 

永瀬拓也N段も「形勢が良いときは ”丁寧に” 悪いときは "辛抱"」(意:良いときは相手の攻めを丁寧に受け、悪いときは相手の攻めを辛抱する。要はどんなときでも受ける)という独特の言葉を著書で残し、私の将棋に大きな影響を及ぼしたことで私の中で有名なのですが今日はもう一人の大山名人の名言を使って投資話をしようと思います。

 

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1 一回目のチャンスは見送れ - 大山康晴

 

大山名人はいろんな名言を残されているのですが、私が一番好きなのが「一回目のチャンスは見送れ」です。

 

将棋においては一般に「一回目のチャンスを迎えたときというのは自陣も整備されていないことが多く、ちょっとした失敗が負けに繋がるから仕掛ける必要はない」という風に解釈されます。

 

そんなに無理をせずともまともな勝負になったら俺は勝てるから問題ない、というような大山名人の自信の表れと見ることもできますね。

 

もうしばらく将棋の話を続けますと、私は(右玉を主力戦法にしてるくせに)力戦型があまり好きじゃないのでこの格言を守るという名目のもとに序盤で仕掛けることは研究手を除いてほとんどしません。相手からの仕掛けだけを警戒しながら、自由に陣形整備を進めます。

 

また、私の将棋事情を抜きにしても、スピード社会になった今になってこの言葉をみるとまた違う良さが見えてくるのも事実です。

 

目の前に来たチャンスを見逃すな!と今どきのIT系成功者たちはうそぶくわけですが、「あえて一回目は見逃す」という選択肢もあるんですよと。確かに、チャンスは一度しかないわけじゃないですからねぇ。二回目も見逃してチャンスが三顧の礼をしてくるのを待つというのもいいかもしれません。

 

ということで、次項では投資家らしく投資に当てはめて考えてみます。なんでも投資話にもってくのは投資ブロガーに必須の能力です(笑)

 

2 投資でも一回目のチャンスは見逃すべきなのか?

 

結論から言えば、私は投資においても一回目のチャンスは見逃してしまってもいいと思っています。

 

安くなってきたから買おうかな、と一回目に思っても買わず、さらに大きく下がるのを待つという姿勢ですね。空売りでもそうです。高いなと思っても売らず、さらに上がるのを待つ姿勢。

 

将棋のところでは一回目のチャンスを迎えたときは自陣も整備されてないから云々とその意味を書きましたが、投資だと、一回目に自分が買おうと思った時はまだ情報を処理しきれておらず冷静だとは言えないから、というのが理由になるでしょうか。

 

そうでなくとも、何かを買う場合にも安く買えるに越したことはないわけでして、だったらちょーっと安くなっただけで買うというのはもったない行為なわけです。そもそも、一段安どころか二段、三段安がくる可能性があるわけで、そういう意味で言えば危ないと言ってもいいかもしれません。

 

それに、買いたいと思ってから実際に買うまでにある程度時間を置くという行為自体にも意味があると思います。怒りのピークは6秒しか続かないみたいな話が(真偽はされおき)ありますが、6秒は短すぎるにしても1日くらい経てば普通の人は冷静になります。

 

投資だって、最初にある資産が魅力的に思えたとしても、6秒待てば悪いところが見えてきますし、1日くらい経てば「う~ん」となってきます。

 

恋愛だって……すみません。恋愛はしたことがないのでわかりません。

 

3 相場に参加しなくてもいいのは個人投資家の特権

 

個人投資家の強みとはなにか?という記事にも書いていますが、相場に参加しなくてもいいのは個人投資家の特権です。特権ですよ特権。良い響きです。

 

であれば、魅力的な資産がないときには相場に参加しなくてもいいわけです。

 

どこまでを「魅力的」だと定義するのかによってその人の相場への参加状況は変わってくるわけですが、個人投資家ならその定義を大幅に狭めてもいいわけですね。

 

それこそ、株式は高値から30%下落したところでしか買わないみたいな十年に一回程度しか買い時が訪れない投資方法であっても許されるわけです。そしてそのような投資法のリスク調整済みリターンは非常に高いでしょう。

 

一度目のチャンスは見逃せ、という格言に対する想定問答の一つに「そんなことを言っていつまでも買い時が来なかったらどうするんだ」というものが考えられますが、買い時がくるまで待てばいい、というのが私の返答です。答えになってないですかそうですか。

 

しかし、焦って投資をして損失を出すくらいならばそちらの方がいいことは自明です。

 

それに、投資の世界は広いです。iSharesの国別ETFだけをみてもおおよそ40か国あります。その40か国全ての株式市場で買い時が訪れないなんてことがありえるでしょうか?

 

株式だけでなく、債券(通貨)やREITなどに目を向ければ投資対象はもっと広がります。インデックス投資にこだわらず個別株も見ればその数は地球から肉眼で確認できる星の数くらいはあるでしょう。

 

上昇相場が長くなれば長くなるほど「買いが正義」という雰囲気がでてきますが、買い時でないのならば買わなくてもよいのです。バフェットはすげー会社をほどほどの値段で買えと言っていますが、すげー会社がすげー安くなるまで待っても問題ありません。

 

歴史を見ればそのようなときというのは幾度も訪れていますし、我々が個人投資家である限りそこまで待つことができるのです。一回目のチャンスを見逃してより大きなチャンスを待つことができるのです。

 

さいごに

 

そういえば投資にも「待つも相場」という格言があるし、わざわざ将棋の格言から引っ張ってこなくてもよかったよなということはさておき、目先に現れたチャンス(らしきもの)に安易飛びつかないという姿勢は考えさせられるものがあります。

 

それが警戒感ではなく、これからもチャンスは訪れ続けるし、自分にはそれを掴むだけの実力があるという自信の表れであるならなおさらです。

 

それをできるのが一流の投資家であるとして、チャンスを見逃した結果本当のチャンスまで逃すのは二流の投資家でしょうが、やみくもにチャンスに突撃するのは三流の投資家です。

 

私はせめて二流の投資家でありたいと思っていますが、皆様はいかがでしょうか?

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