とあるオタクの長期投資

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AGG・BNDより優れた総合債券ETF【TOTL】


どうも、あいうえです。

 

今日は「日本の証券会社でも取り扱う日が来るとは……!」と個人的にいい意味で驚いている債券ETFのTOTLを紹介しようと思います。

 

こちらの債券ETFはアクティブ運用のETFで、場合によってはそれだけで選択肢から外してしまう人もいると思うのですが、そうするにはもったいないほどのETFですのでみていきましょう!

 

注記:本記事のタイトル及び内容は過去について述べているものであり、将来の成績を保証するものではありません。

 

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1 債券はインデックスがガバガバなのでアクティブが上回る余地が多い

 

これは昔こちらの記事の最後の方にも触れたことですが、BNDやAGGを始めとした債券系のインデックスファンドが連動しているインデックスは、債務発行残高に従って債務の組み入れ割合を決めており、お世辞にも効率的なものではありません。

 

 

例えば、AとBという二種類の債券があったときに、Aの方がリスク・リターン双方ともに優れているとしてもBの方が債務発行残高が多ければBの債券の方が多く組み込まれてしまいます。

 

え、効率的な市場においてそんなことは起こらない……ですか?

 

いやいや、あるですよそれが。だから債券インデックスはガバガバだって言ってるんです。

 

先ほどの例えで言えば、Aのところにはモーゲージ債、Bのところには米国債が入ります。

 

つまり、モーゲージ債の方が米国債に比べリスク・リターンの両方において優れているにも関わらず、AGGやBNDに多く含まれているのが米国債だという状況が発生しています。

 

次項で詳しく見ていきましょう。

 

用語解説:モーゲージ債とは

住宅ローンを証券化したもので、今出回ってるのは米国政府による保証があるものがほとんど。従ってその信用度は米国債に等しい。

ちなみにリーマンショックが起きた一因は米国政府による保証がない系モーゲージ債であり、住宅ローン証券という言葉を当時聞いた人も多いのではないでしょうか。

 

2 モーゲージ債を多く含むだけでAGG・BNDの成績を上回ることができる

 

まず、モーゲージ債がリスクリターン共に米国債を上回っているという部分ですが、こちらはどこぞのUFJがそのような結果を発表しているので

https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/c200703_2.pdf

を読んでいただければ書かれています。

 

これのデータは古いよなぁということで、今度は米国債ETFのGOVTとモーゲージ債ETFのMBBのリスクとリターンを調べてみると、2013年以降のデータしかありませんがリスク・リターンの両方においてMBBが上回っていることがわかります。単年度のリターンに至ってはGOVTが勝っている年がありません。

(景気後退時のデータがないことやデュレーションが違ってるとかそういうツッコミはありますが、大筋の議論に影響を及ぼすことはないと思います)

 

にも関わらず、AGG系列のインデックスの組み入れ割合のところをみると

 

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米国債(Treasury)の方がモーゲージ債(Mortgage Backed Securities)より多く組み入れられていることがわかります。うーんこの。

 

これはいけませんねぇということで、TOTLなどといったアクティブ債券ETFをみると

 

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こうなっているわけです。

 

EmergingとかHighYieldなどといった文字が躍っていることはさておいてもモーゲージ債の割合が非常に多いですよね。

 

そして、TOTLは(今度は計測期間が3年と短いですが)AGGに対して単年度のリターン・リスクでは毎年勝っていますし、似ているようなETFでより運用期間が長いBONDも同じことが確認できます。

 

ということは、これらのETFは(計測期間は短いですが)AGG・BNDの完全上位互換なわけです。

 

3 じゃあモーゲージ債ETFでよくね?という意見について

 

こういうことを書くと、TOTLの経費率が0.55%であること考えたらモーゲージ債ETFでよくね?と思う人もいるがいると思います。

 

確かに、それは一理あります。

 

しかし、AGGにしろTOTLにしろ3-4割程度含まれている投資適格債その他の利回りの高い債券が全体の利回りを高めているという事実も存在します。

 

そこらへんはリスクとリターンの兼ね合いがありますが、まあ、素直にTOTLとかでいいんじゃね?というのが私の意見です。わざわざ難しいことをせずとも、高い経費率を込みでTOTLやBONDといったアクティブETFはいい成績を挙げてきたわけで、経費率を語るだけ野暮というものです。

参考:経費率は低ければいいというものではない

 

少なくとも、LQDなどの社債ETFを使いながら自分でいい感じの作るということは止めておいた方が賢明ですね……。億万長者でない限り、経費率よりも取引手数料が高くつくのがオチです。

 

さいごに

 

ということでTOTLの紹介でした。

 

この記事を書いている2018年7月現在ではマネックス証券でしか取り扱いはないのですが、ついにAGG・BND以外の優れた総合債券ETFが日本でも買えるようになったんだなというのが素直な感想です。

 

実際、マネックス証券に口座を持っている人ならばAGG・BNDなどよりもこれらの方が私のおすすめですね。

 

お読みいただきありがとうございました。

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