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【徹底解説】ディフェンシブ銘柄の使い方とは?


どうも、あいうえです。

 

今日はディフェンシブ株をテーマに記事を一つ書いていこうと思います。

 

ディフェンシブ株は文字通り「ディフェンシブ」ということで個人投資家からの人気が高いですが、その正しい使い方を知らない人も多いです。

 

この記事を読んだ人がディフェンシブ株の使い方をマスターできることを目標としていこうと思います。

 

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1 ディフェンシブ株の定義

 

まずはディフェンシブ株の定義から参りますが、おそらくもっとも一般的なものとしては

 

景気に業績が左右されない

 

というのだと思います。

 

例えば公益事業系――日本で言えば電力会社や鉄道会社が当てはまるでしょう。

 

電力会社については東電のあれこれで嫌なイメージがある方も多いですが、景気には左右されないという意味で立派なディフェンシブです。

 

鉄道会社でいえばJR東海などは「ほぼ全ての路線で垂れ流している赤字を東海道新幹線の圧倒的な収益でカバーする」という圧倒的に頭の悪い経営戦略で圧倒的な安定性を見せつけています。

 

また、生活必需系やヘルスケア系もディフェンシブだと言われます。

 

外国の株式で言えば、コカ・コーラ、J&Jなどがいいでしょうか。

 

いついかなる時も人間は喉が渇き、病気になるのでこれらの企業の業績は安定しています。

 

これらの株式は市場が暴落しているときも業績の安定性を理由にした買いが入りやすく、他の株式に比べ下落幅が小さくなりやすいため人々は「ディフェンシブ株」と呼ぶのです。

 

ちなみに、トヨタ・ボーイングなど景気に業績を左右されやすい株式のことを逆に景気敏感株と呼んだりします。

 

2 落ちているナイフをつかむなという格言

 

ところで、有名な相場の格言に「落ちているナイフを掴むな」というものがあります。

 

これはちょーっと株価が安くなっただけで「割安 \(> w <)/ 」と思って買いを入れてしまう行動を戒めたものです。「落ちているナイフ」は下落している株式の、「掴む」という動詞は購入する行動の比喩ですね。

 

確かに、暴落時は底打ちまでにおおよそ半年前後かかるという経験則からみても一時的に大きく下げたのを理由に買ってしまうのは基本的に悪い行動です。

 

また、相場が大きく下げる場合というのは基本的に景気の悪化がすぐに訪れますから大体の株式は業績が悪化します。

 

なので、買った当時は割安だと思っても、その後の業績の悪化を踏まえると全然割高な水準で買ってしまっていたということが起こりがちで、だからこそ落ちているナイフをつかんではいけないと言われるのです。

 

しかし、しかしです。相場にはしばしば「売られ過ぎ」という現象が観測されるのも事実としてあります。

 

例えばリーマンショックだって後から見れば(後から見ればというのが非常に大事なのですが)絶好の買い場でした。ほぼすべての株式が意味もなくたたき売られていたと言っても過言ではないでしょう。

 

相場全体が落ちているときにある程度タイミングを図って買いに行くことも投資成績をあげるためには重要なのです。

 

しかし、先ほどと同じ「本当に売られ過ぎなのか?」という問題はそこでも残り続けます。後から見れば絶好の買い場だったリーマンショックでの価格も、当時から見たら適正だったという事実を忘れてはなりません。今から見れば明らかに売られ過ぎだった株式もそこまで下がったということは、当時の人にとってはそれが適正だったのです。

 

記憶を失くした状態でリーマンショック時代にタイムスリップをしたとして、そこで「今の株式は買いだ!」と思える人がどれほどいるのでしょうか?

 

少なくとも私は「自分なら買える!」と思えるような傲慢な投資家ではありません。

 

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3 ディフェンシブ株はつかめるナイフ?

 

しかし、私が思うのはそこで使えるのがディフェンシブ株なのではないかということです。

 

まず、ディフェンシブ株というのは業績が安定しているという意味でバリュエーションが非常に測りやすいです。

 

例えば業績がコロコロ変わるような企業に対してPERやPCFRを使っても意味がありません。

 

ある年はPERが50になり、と思いきや次の年には5になっている……暴落時にそのような企業に対して「正しい評価」を下すのは不可能でしょう。

 

一方でディフェンシブ株というのはなにせ業績が安定しているので今目の前に現れている業績の推移を見れば、次年度の業績など簡単に予測できます。

 

なので、ディフェンシブ株に対してだけは「過去に比べて割安であるか否か」という問いに対する答えが出せるのです。

 

心配な方は、次年度の業績が10-20%悪化すると仮定した場合のバリュエーションを判断してみるという手法をとってもいいでしょう。

 

であれば、落ちているディフェンシブ株というのは比較的つかみやすいのではないかと推測されます(現実としてディフェンシブ株の株価が下がりにくいのはそれが原因でしょう)

 

もし、トヨタとJR東日本の株が同じくらい株価が下落していると仮定したときに、安心して買いにいけるのは明らかに後者なわけです。そう、安心。安心して買えるというのは非常に重要です。馬鹿にしてはいけません。

 

落ちているナイフをつかむ行為は危ない、しかし落ちているナイフをつかむ行為にこそ利益が眠っている――この相反する二つの命題を同時に満たせるのがディフェンシブ株なのです。

 

4 ディフェンシブ株は景気が悪くなったときに買うべき

 

 

ディフェンシブ株を景気のいい時期から仕入れておくことは否定するわけではありませんが、今までの議論を踏まえるとディフェンシブ株の買い時は「市場が暴落しているとき」というのが本記事の結論です。

 

もちろん、ディフェンシブ株の下落幅が小さい、そして長期リターンが比較的良好といった性質を理由に自由に買うことはいいことです。

 

しかし、ディフェンシブ株の一番の使い方はやはり「つかめるナイフ」としての使い方だと私は思います。

 

米国短期債が無リスク資産だとみなされるのと同じく、ディフェンシブ株の業績は確定しているものとみなせるものです。

 

確かに、暴落時には大バーゲンセールになりがちな景気敏感株に比べてディフェンシブ株はバーゲンセール程度にしかならないかもしれません。

 

しかし「後から見れば」という注釈抜きでは語れない景気敏感株の大バーゲンセールに比べ、ディフェンシブ株のバーゲンセールというのはそのような注釈を必要としないものです。

 

暴落時にこそディフェンシブ株が輝くのです。

 

まあ、前にも書いた「暴落は大体半年前後で底を打つ」という経験則は気にしておいた方がいいでしょう。

 

特に指数売買が盛んな現在はディフェンシブ株もディフェンシブとか気にせずに叩き売られるのが目に見えているので、より安く買えるチャンスでもありますが、底打ちまでに時間がかかることは覚悟しておくべきでしょう。

 

さいごに

 

ということで、ディフェンシブ株に対する私のイメージを書き出してみました。

 

実際の暴落時には、景気の悪化による決算の下方修正が相次ぐためにほとんどの株は買える気がしなくなってしまうことが予想されます。

 

そのような場合にでも下方修正されない、しても小幅で済みそうな安心できるディフェンシブ株を買うことが重要になりそうです。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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この記事で紹介した内容は逆張りになりやすいのでその注意点とか。


暴落時に買い向かうための資金も大事です

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