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【日本個別株分析】日本軽金属ホールディングス【5703】


どうも、あいうえです。

 

私は普段はインデックス投資家なのですが、いつか日本個別株にも挑戦しようかなーなんて思ってるのでそれに向けた準備としていくつか気になっている個別株を見てみようと思います。

 

ということで今日は5703・日本軽金属ホールディングス。

 

100株あたり3万円前後で買えるというお手頃さがウリの企業ですね。これならインデックス投資の中に紛れ込ませてもバレないということでいいかなーと思ったので調べてみようと思います。

 

基本的には

日本軽金属ホールディングスの業績・財務 - 5703 / 東証1 / 非鉄金属 | バフェット・コード

のデータを参照していく一方で、図などは本記事には出てこないので順次こちらのサイトを見てください。

 

なお、本記事に使われているデータは最終更新日現在のデータとなっております。

 

1 日軽金という会社

 

日軽金という会社は、アルミニウムの輸入・加工・販売をすべて行う総合的アルミニウム事業を本業にしながらも、なんとなくアルミニウムが使えそうないろんな分野に手を広げている会社です。

 

今ホームページを見ているのですが、ふたにヨーグルトが付かない系のヨーグルトのふたもグループ会社の東洋アルミニウムが開発したものだそうです。意外。

 

2 財務指標諸々

 

売上高の推移ですが、ここ数年は特に何もなかったということで無事に伸ばしており、5年間平均して5%弱の伸びを達成しています。

 

経済になにもないんだから売り上げが伸びるのは当然……というわけじゃあないので素直に褒めてあげましょう。えらい!

 

四半期利益も比較的安定した推移を見せています。えらい!

 

売り上げ・利益の後はキャッシュフローということでキャッシュフローに目を移しますと、これまた安定した営業キャッシュフローが目につく(えらい!)のですが、それと同じくらい投資キャッシュフローの大きさも目につきます。

 

大規模な生産設備を持っているということで、新規開発をやるとか関係なく維持費用もかさむんでしょうねぇという感じ。ちゃんと開発研究もやっているみたいですけどね。

 

また、財務キャッシュフローについては株主還元もあることにはあるのですが、きれいなバランスシートを作るために債務の返済に勤しんでいるようで、なかなかにお金の出が激しそうです。

 

実際、15年には190000(百万円)前後あった有利子負債は140000前後まで圧縮されておりバランスシートがきれいになりました。

 

企業というものは借金が悪いわけではありませんが、確かに190000という数字は資本から見るとやや大きいように思えるので余裕があるうちにレバレッジを縮小しておくという選択は無難なように思えます。

 

とはいえ、日軽金自身が述べていた「DEレシオ1以下」という数字は既に達成しているにもかかわらず、株主還元の拡充をしていないのはマイナスポイント。えらくない。

 

日本企業特有の配当性向30%縛りを実施しており、増配はあまり期待できなさそう。えらくない。

 

ROEについても、ザ・日本企業と言った感じ。これまたえらくないですねぇ。

 

日本特有の低めな純利益率 × 平均的な財務レバレッジ × 平均的な総資産回転率 = 日本特有の低ROEという魔法の方程式です。とはいえ10%は達成している模様。

 

日本平均と世界平均を比べた際に、財務レバレッジと総資産回転率は同じくらいなんですが、日本は純利益率が低いんですよねぇ……。

 

手を広げていろいろやりたがるという日本企業の性質の影響だと私は思っています。アメリカの企業とかと違って、不採算部門をホイホイと切ったりしないんですよね。

 

アメリカは利益が出てても下手したら利益率が低いという理由で切りますが、日本企業は利益が出てなくてもなかなか切りません。多様性の議論とか聞いてると、日本企業の方が多様な事業を持っているぶん脆弱性が低いんじゃないかなどと勝手に思っちゃうんですが、どうなんでしょう。

 

まあ、ROEの話はここらで終えるとして、次は総資産に占める現金の割合をみてみますと6.6%と日本企業にしてはやや低いといったところ。とはいえ世界的に見たら無駄に高いと言った感じでしょうか。そんな現金のおかげもあってか、PBRは0.9となんと1倍割れとなっております。そんな理由でPBRが低くてもえらくないです。

 

PERが実績値ですら10を切っているという割安度を踏まえても、とっとと株主還元をしてPBRを上げてほしいものです。あ、2018年7月現在、売り込まれている影響で配当利回りは実績値で3%を超えていますね。とはいえ、☨配当性向30%☨ですから、景気後退時にも安定した配当を出してくれるかは怪しいところ……。お金があっても業績がちょっとわるくなるだけで減配するのが ☨配当性向30%の日本企業☨ です。

 

ちなみに、企業自体は古いですが上場が2012年と遅かったためにリーマンショック時の配当データはありません。

 

さらにちなめば、材料を輸入している企業でありかつ海外売り上げ比率は25%以下と低位なため円高を苦としないタイプの企業だと思われます。

 

円高になっているとき、つまり世界的な景気後退時のことを考えると国内の需要減が心配ですが、円高・資源価格下落の二つが逆に助けになってくれたりするので、意外とダメージを負わなさそうです。

 

でも減配するんだろうなぁ。

 

さいごに

 

PERから見れば業績の安定度にもかかわあらず非常に割安です。

 

おそらく貿易戦争の連想売りだと思われるのですが、ほぼ国内を相手にしているBtoB企業で貿易戦争とは。

 

しかし、今買うよりかは次の景気後退を待って業績を見ながらゆっくりと買っていく方が無難そうな企業です。

 

近くはないですが遠くもない景気後退までに大幅に株価が上がるというシナリオも想定しづらく、ともすればネットネット株すら見えてくるかもしれません。

 

これからもウォッチしたい企業ですね。

 

お読みいただきありがとうございました。