とあるオタクの長期投資

投資、時々ラノベオタク

やっぱりアマゾンは割高な気がする【私のファンダメンタルズ分析の腕前ではどうやっても正当化できない】


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株価はEPS(実績)×PER(投資家の期待)によって作られます。

 

PERが200を超えているという事実から投資家の期待を計算するには

 

p*(1+n)^k =200

 

という式を建てて、Pに歴史的に適正だと思われるPER、nに利益成長率、kにその成長がどれほど続くのかを入れる必要があります。

 

例えばpに20、kに5を入れると、nが0.5――つまり、利益が5年間毎年50%ずつ増え続けかつ株価が変わらなければAMAZON株はPERが20にまで下がり適正価格に戻るという結果を得られます。

 

利益が5年間毎年1.5倍になるのは流石に厳しそうだなーということで基準を緩めてpを30にし、kを7年まで伸ばしてみるとnは0.3強にまで下がるので、利益が7年間毎年30%ずつ増え続けかつ株価が変わらなければPERが30にまで下がることが分かります。

 

ん、それもさすがに無理じゃねってことでもう少しAMAZONに味方をして、新規事業への投資を止めて既存事業の維持集中するという方針に転換をした場合にどうなるんだろうということを考えてみます。

 

まあ、純利益という指標は結構ガバガバな面があることを踏まえてもAMAZONの純利益はもっと大きく評価してあげるべきかもしれません。ということで、営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローの関係などを勘案して現在の純利益を3倍してあげましょう。

 

30*(1+n)^7=200/3という式からnを導き出すと大体0.12になるので、既存事業がいい感じに7年間毎年12%の成長を続けかつ株価が変わらなければAMAZONのPERは30といういい感じのに戻るということになります。

 

いや、無理じゃね……?

 

まず、百歩どころか一万歩くらい譲っても7年間毎年12%の利益成長をしなければならないという事実。AMAZONならできるやろという謎の安心感があるかもしれませんが、7年間12%ですからねぇ……。そもそも、実質の純利益は現実の純利益の3倍だから実質PERは66.6って自分でやっといてなんですが何言ってるかよくわかりません。

 

それに、何が無理って、皆がAMAZONに夢中になっている現在から株価が一切変わらないというところですよね。一番無理がある想定です。

 

株価が変わらないという想定ですら最低毎年12%の成長を7年間続けなければPERが適正(それでも30)に戻らないというのに、株価はここからさらに上がっていくんでしょうね。いくら利益が成長してもそれと同じくらい株価が上がるから永遠にバリュエーションが良くならない問題。最初のPER200想定も近頃のトレンドからしたらやや低めなのに……。

 

いやぁ……厳しい。

 

少なくとも、AMAZONは世界を変えるんだ(^o^)みたいなノリだけでバリュエーションを無視するのは止めておいたほうがよさそうです。

 

世界は変えるかもしれませんが、それと株式のリターンは必ずしも関係しないんですよねぇ。……ここだけの話、このことはあのひふみ投信すら理解してないみたいですが。

 

まあ、個人的にネットフリックスの方がAMAZONよりヤバいような気がしてるんですけどね。あれはAMAZONと違って「人口」という分かりやすい壁がありますし、そもそも事業構造が脆弱な感じがします。

 

うーん。

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