とあるオタクの長期投資

投資、時々ラノベオタク

もはや何も買いたいものがない気がする【投資】


どうも、あいうえです。

 

今日はこれからしばらくの私の投資方針を共有しようという記事です。

 

結論は表題の通り「もはや買えるものなくね?」というものなのですが、そこまでの過程を記事という形で書いていきます。

 

ちなみに私の最新のポートフォリオはこちらに書いてるので参考にしたいなら。ちなみに、現金の円はこの記事のポートフォリオには入れていないので、実際とはズレがあります。

 

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1 株式編

 

ということでまずは株式から検討していきましょう。

 

株式には米国株・欧州株・日本株・新興国株の4つがありますが、そもそも、割高割安関係なく株式自体あまり買いたくないというのが今日の状況です。

 

その理由は1にも2にも金利の上昇。

 

上昇しているといってもリーマンショック前よりもずっと低いから大丈夫でしょ、という意見もあるでしょうが、それは1980年からずっと金利が下がり続けているという大局を無視しています。

 

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歴史的に見て、今の金利水準はすでにいつ株式を殺してしまってもおかしくない水準であることを認識しなくてはいけません。

 

もちろん、低金利に悩まされ続けてきた年金系運用の債券買いによって金利がある程度抑え込まれたり、財政拡大が株式を支えるというシナリオは十分ありえます。

 

しかし、いずれにせよ時間の問題なのです。いつかどこかのタイミングで金利はあがり、景気が後退します。

 

現状、FRBは3%以上にFF金利を引き上げるつもりがあまりないようです。おそらくインフレは起きないのでその予想が外れることはなさそうです。

参考:ブラックロックでまなぼ 第四回「イールドカーブのフラット化について」

 

ただ、逆イールドが発生しないとしてそもそも2%後半のFF金利にすら経済が耐えられない可能性を考慮しなくてはなりません。FF金利がそこまで上がれば長期金利は3.5%くらいには上がっているでしょう。果たしてその金利に経済が耐えられるのでしょうか?

 

私は耐えられないと思いますし、そして、耐えられないということは株式の下落を意味します。おそらくその下落幅は軽く3割、結構な確率で4割、ワンチャン5割になるでしょう。(さらに言えば円高効果で+1割があります)

 

ということはもし今から買うのならば次の下落までに最低3割は上がるという自信が必要ですが……私にはありません。なので、ここまでの分はともかくとして、新しく追加で株式を購入する気にはなれません。

 

タイミング投資は基本的にはうまくいかない、というのを踏まえても私はそう思います。

 

また、下落をするのであれば下落後のことを考えなければいけません。

 

下落時には二つの対応がとられるでしょう。一つはFFレート引き下げ――歴史的に考えてもおそらくまたゼロ金利でしょう。もう一つは量的緩和――こちらは微妙です。FRBの良心が量的緩和を取らせない可能性がわずかながらもあります。さらなる量的緩和はQEの罠にはまったことを認めるようなものですからね。

 

これは知っておいた方がいいことですが、金利にゼロ制約があるように量的緩和にも「世の中に存在する債券を全部買い切ったら追加緩和できない」という制約があります。つまり、量的緩和にも限界があり、無限に続けられるものではないということです。日銀の量的緩和があまりにも長く続いたがために量的緩和が永遠に続いてしまうかのように錯覚してしまうのですが、そうではないのです。

 

また、金利引き下げもマイナス金利の扉を開いたとしても制約があります。

 

PIMCOは次の景気後退は比較的軽微になるものの長く続くとしています。

 

景気後退局面の長さと深刻さ、そして考えられる政策対応について検討しました。これらはいずれも想像の域を出ませんが、深刻ながら短期間で終了する「V字型」の景気後退ではなく、軽微ながら長期化する「中華なべ型」の景気後退になるとの見方が優勢でした。

(中略)

景気後退が長期化する理由として、金利水準が比較的低いこと、中央銀行のバランスシートが肥大化していること、(米国では)財政赤字の拡大を受けて世界的な景気後退に対処するための政策対応余地が限られていることが挙げられます。

長期経済見通し:急変に備えて | PIMCO

 

中略以降はまさに先ほど私が書いたことです。

 

しかし、私としては次の景気後退が「軽微ながら長期化」どころか「深刻かつ長期化」する可能性をかなり警戒しています。

 

いずれにせよ、株式を追加購入する気にはなれないでしょう。

 

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2 債券編

 

株式が駄目となると買うべきは債券……なのでしょうか?

 

これについても議論が必要です。

 

まず、私たちが安全面を重視して買うのならば買うべきは日本国債・米国債・ドイツ国債・イギリス国債のいずれかでしょう。

 

一つ一つ検討をしていきます。

 

まずは日本国債。

 

日本国債はなんだかんだいいつつも、この中では一番リスクの低いアセットクラスとなりうるのではないでしょうか?

 

金利にもはや低下余地がないことが買うのを躊躇させますが、それでもです。

 

ただ、次の景気後退までに日銀がある程度緩和を緩めることが前提だとは思いますが……。

 

一度緩和を緩めたということは逆に言えば緩和を強化する余地ができたということ、これならそれを期待した買いを入れることができます。

 

次は米国債。

 

米国債は非常に買いづらい環境です。私はまだ円相場が耐えるとの予想のもとある程度買っていますが、実際に米国が金利を引き下げるような環境になったら円高が進んでて利益が出ない可能性が非常に高いです。これまで何度も書いてきましたが、FRBには緩和余地があり、日銀はもはや緩和余地がありません。これは、日銀が円高を止める術をもたないことを意味します。

 

それを避けるためにはデュレーションを長期化して最低15年、できれば20年は確保しておきたいのですが、それだと逆にインフレの上振れが怖いです。

 

インフレの上振れ自体はリスクとしては低いですが、それでも頭の片隅には入れておきたいです。また、インフレが上振れしたときにドル相場がどうなるのかもよくわかりませんし……。

 

短期債と長期債を買う伝統的なダンベル型(長期偏重)あたりがそう考えると無難そうですが、そこまでして米国債買う必要ありますか……?というのも事実。

 

ここらは金利の上がり具合との相談になるのでしょうが、今の金利じゃ少なくとも円のポジションを崩してまで買いたくはないですね。

 

次は意外と有力なドイツ債。というより、ユーロ建て債券ですね。ドイツは一番安全度が高いという意味で出しただけです。

 

ユーロって金利が日本よりも低いから日本以上にキャリートレードの調達通貨になってるんじゃないの?なんて素人な私は考えてしまうのですが、どうでしょうか。

 

もしそうならば次の景気後退時には円安ユーロ高が見れるかもしれません。というかそれを期待しています。

 

それに、ECBは日本ほどではないですがまだ緩和を続けているという意味で緩和余地が少ないです。

 

ただ、今買いたくない理由としては、今まで言ったことを加味してもドイツ債券の利回りが低すぎること、そして私がそこら辺の事情に(アメリカ以上に)疎いからです。

 

というか、疎いということで基本的に買うことはないと思いますが、それでも選択肢の一部として頭の本当の隅っこの方に置いておきます。

 

最後はイギリス国債。

 

ポンドはユーロ以上によく知らないのですが、なんとなく分散になるんじゃないかという適当な理由で選んでみました。分散という意味ではカナダドルあたりもいいかもしれないですね。カナダドルは資源国通貨としての側面がありますから。

 

ということで、まとめると、為替がある以上先進国債券は買いにくいということになります。

 

あーそういう意味で為替ヘッジつき先進国債券あたりは有力かもしれません。まあ、それもそれでどうか……という感じですが。

 

3 その他

 

やはり、株も債券も買いづらいような気がします。

 

だからこそもはや何も買いたいものがないと上では評したのですが……。

 

一応オルタナティブに属するものも確認しておきましょう。

 

REIT・モーゲージREIT → 論外

 

はい。

 

やっぱりオルタナティブの本命はコモディティか金(金もコモディティだろというツッコミはお控えくださいますようお願い申し上げます)

 

そのなかでなんとも言えないのがコモディティ。というか原油。

 

原油以外に農作物とかもあるのですが、それはガチで天候とにらめっこしなきゃいけないので私は(いつかやりたいなーとは思っていますが)スルーです。

 

本命は原油。とはいえ、原油が80ドルとかに行ってる姿が私には想像できないので駄目です。このあたりは51日前に書いたときから全く変わっていません。

参考:近頃高騰している原油価格について考えてみる【仕掛け時なのか否か】

 

すると最後は金ですが、これも

 

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これを見ると今の内からガンガン買いたいものじゃないなぁとなります。

 

おおよそポートフォリオの2%前後が金なのですが、まだ違うかなぁという感じです。

 

私は金の分散効果を高く買っているので、そういう意味ではもっと増やして5%にしとこうかなーという面もあるのですが、微妙です。

 

さいごに

 

ということで、おおまかにですが全アセットクラスをさらってみました。

 

どちらかというとおおざっぱに見ていくことを目的としているので、〇〇という個別株はめっちゃ割安だからいいよ!という人もいるかもしれません。私も面倒だからやってないだけでそこらへんは普通に興味あります。

 

ただ、個別株をやっている人もこの辺りのマクロ動向を気にしておくといいかもしれません。

 

一口に割安株と言ってもその「割安度」は銘柄によって違う訳で、こういう厳しい相場では割安度の低いやつを避けて割安度の高いやつだけを厳選することが必要になるかもしれませんし。

 

そんな風にもこの記事を使っていただけたら嬉しいなぁと。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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公益セクターは流石にまだ割安ではないですが、過去のデータ的に比較的買いやすい気がします。地味なやつらですが、意外と優秀なんですよ……?

 

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