とあるオタクの長期投資

投資、時々ラノベオタク

個人投資家はトップダウンアプローチの方が楽という話【投資における二つのアプローチ方法】


どうも、あいうえです。

 

投資方法を分類する方法はいくつかあります。短期と長期、グロースとバリューなどなど。

 

しかし、今日はあえてトップダウンアプローチとボトムアップアプローチという分類方法を紹介しようと思います。

 

まずは二つのアプローチの違いについて説明したのちに、私がトップダウンアプローチを推奨する理由を書いていくつもりです。

 

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1 ボトムアップアプローチとは?

 

ボトムアップアプローチとは個別銘柄の研究を行い、個別銘柄の積み重ねによってポートフォリオを完成させる手法のことです。

 

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個別銘柄を研究して一個一個投資するか否かを決め、最終的に投資すると決めた銘柄でポートフォリオを組むのがボトムアップアプローチです。

 

おそらく、個人投資家のほとんどはこちらのボトムアップアプローチを採用していると思うのですが、どうでしょうか?

 

ボトムアップアプローチの良し悪しは後で述べるとして、次はトップダウンアプローチのアプローチ方法を見ていきましょう。

 

2 トップダウンアプローチとは?

 

トップダウンアプローチとはマクロ経済の分析を通して大まかな投資先を決めてから細かい投資先を決めていく手法です。

 

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こんな感じです。一個一個見ていく前にマクロ経済の動向を基におおまかにスクリーニングをかけていくイメージでとらえていただければいいと思います。

 

このスクリーニングはいろいろ考えられて、例では円安を出しましたが他にも「アメリカ経済がよさそう」のように国でスクリーニングをしてもいいですし「株より債券だな」みたいにアセットクラスのスクリーニングをしてもいいでしょう。

 

いずれにせよ、マクロからミクロにトップダウン型アプローチの特徴です。

 

3 二つのアプローチ方法はどちらにもメリットがある

 

ボトムアップアプローチとトップダウンアプローチというのは、前者がミクロを積み重ねるイメージ、後者がマクロから細かくしていくイメージなのですが、別にどちらかが明らかに優れているというわけではありません。

 

一見トップダウンアプローチの方が賢い方法のように見えますが、現実として「マクロ動向を読む」ことほど難しいものはないわけで、ならばそんなのは無視していい銘柄探しに集中した方がいいという意見も一理あります。

 

当然、ボトムアップとトップダウンの両方をやってもいいわけですしね。

 

しかし、私はあえて「個人投資家ならばトップダウンアプローチの方がおすすめ」と主張したいのです。

 

それはなぜか、次項でお話ししましょう。

 

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4 ボトムアップアプローチは機関投資家が有利

 

ボトムアップアプローチとトップダウンアプローチという二つの手法に優劣はないのは上で書いた通りなのですが、現実として、ボトムアップアプローチは個人投資家には不利だというのが実情だと思います。

 

なぜなら、個人投資家と機関投資家では一企業について得られる情報が圧倒的に違うからです。

 

個人投資家がある企業を研究する場合にはどうするでしょうか?

 

まずは四季報を見たりしてファンダメンタルズを確認しますよね。他には、何かしらのサービスを提供している会社ならばそのサービスを実際に使ってみるとかもいいですね。

 

こんな感じでしょう。

 

しかし、機関投資家には個人投資家にできないことができます。

 

その最たる例が「実際に会社内部の人に話を聞ける」ということでしょう。

 

機関投資家は投資が仕事なので、その一環として実際に会社の人に話を聞くということができます。

 

例えば会社の現状とか、これからのビジョンとか……インサイダーに該当する情報とか……。

 

いや、機関投資家の名誉のためにインサイダー紛いということにしておきましょう。

(一口に機関投資家と言ってもいろいろあるので、それは注意しましょう)

 

いや、冷静に考えてですよ、そんな情報を持っている機関投資家と個人投資家が戦って勝てるはずがありません。

 

当然ながら、機関投資家は好材料だけでなく悪材料も早く得られます。

 

うーんせこい。

 

5 じゃあトップダウンアプローチはどうなのか?

 

一方、トップダウンアプローチの場合はどうでしょうか?

 

トップダウンアプローチとはマクロからミクロに行く手法でしたね。

 

マクロデータと言えば、一つは国のファンダメンタルズ――人口とか、その国全体の株式市場のPERとか――がありますし、他には雇用統計・GDPを始めとした経済統計があるでしょう。

 

すると気付くのは、その分野では個人投資家と機関投資家ではあまり情報量に差がないということです。

 

経済統計にしたって、今やすぐに市場予測値を得られるご時世です。

 

強いて言うなら経済の知識が桁違いですが、それくらいはお勉強で補えばいい話です。というか知識量の話をしたらアプローチとか関係なくプロの方が多いのが当たり前ですし。

 

トップダウンアプローチの世界では知識量・マンパワーはともかくとして、情報は互角なのです。

 

こっちなら正々堂々と勝負できるのではないでしょうか。

 

しかも、現在はETFの存在がそれを後押ししています。


国別ETFはもちろん、今やセクターETFも充実しているので、マクロ分析を行った後はETFを適当に買うということができます。

 

例えば、金利が上げるから金融セクターを買いたいなぁと思っても昔はMUFGかな、三井住友かなと悩む必要がありました。それだと結局ボトムアップ的な要素を含むことになります。

 

しかし、今や金融セクターETF(日本のならコード:1648)を買うだけで済みます。

 

私は海外に上場しているETFを使うことが多いですが、今や東証に上場しているETFだけを使ってもかなり満足のいく投資ができるはずです。

 

この点もトップダウンアプローチを後押ししています。

 

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さいごに

 

ということで、二つのアプローチ方法の紹介と私の好きなアプローチ方法の紹介でした。

 

正直、ボトムアップアプローチもそれで成功している個人投資家が大勢いるわけで、機関投資家との情報の対称性があるからといってその影響はあまり大きくはないのかもしれません。

 

しかし、余計なハンデを背負っている感じがしてなんか嫌なので私はあまり機関投資家とは戦いたくないなぁと思っています。

 

皆さまはどうお思いになるでしょうか?

 

お読みいただきありがとうございました。

 

他記事宣伝

 

機関投資家の話が途中ででてきましたが、下の記事では逆に個人投資家の有利な点について考察しています。

 

マクロ動向をある程度意識した上で、バランスの保たれたポートフォリオを作るべきだというのが本ブログの一貫した主張です。

 

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