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個人投資家の強みとはなにか?【機関投資家・ヘッジファンドにも勝てる!?】


どうも、あいうえです。

 

個人投資家をしてると、よく機関投資家・ヘッジファンドはいいなぁと思うことがあります。

 

例えば、機関投資家が使うような証券口座は取引手数料が低いですし、世の中には機関投資家専用の投資信託(これも手数料が低い)なんかがあります。

 

生保などの機関投資家は機関投資家と言っても運用者はサラリーマンなのでまだしも、ヘッジファンドの運用者は「預かり資産の最大化」=「自分の資産の最大化」となるのでそのような手数料の低さの恩恵を受けることができます。

 

また、基本的には一人で運用する個人投資家に対し、機関投資家たちは数人・数十人チームで運用をしていきます。当然情報収集もはかどりますし、幅広い視点で運用を行えます。

 

それを聞くと機関投資家はうらやましいなぁと思う訳ですが、しかし!

 

我々個人投資家にも個人投資家特有のメリットというのがいくつもあります。

 

人を羨むだけという非生産的な活動はやめて、個人投資家の良さをちゃんと知り、それを自分の投資に反映させようというのが本記事の目的です。

 

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1 個人投資家の強み一覧

 

一覧と言っても実のところ個人投資家の強みというのは一単語で表すことができます。

 

その単語とは「自由」です。

 

では、具体的にどこが自由なのでしょうか?私が思いつくのを3つ挙げました。

 

1 投資方針が自由

 

機関投資家というのは基本的に短中期中心でかつ常に市場に資金を100%投じていなければなりません。

 

なぜなら、機関投資家は常に他の機関投資家と成績を競う必要があり、その状況において「上がり相場に乗り損ねる」ことが許されないからです。直近一年に相場が好調にもかかわらず市場平均に負けているファンドは解約されてしまうのです。

 

下落相場を経験していないファンドはそもそも論外(ひふみ投信とか)として購入を検討すらしていない私に比べて世間は随分と近視眼だなぁと思う訳ですが……。

 

下落相場を経験していないファンドが駄目という話ではなく、下落相場を経験していないファンドは「本当の実力」を過去のデータから測ることができないので買う気にならないという話です。

 

一方で個人投資家はなんでもございです。デイトレードからスイング、中長期トレード、バイアンドホールドまで全部自由にできます。特にバイアンドホールドは個人投資家のみに許された特権だと言えます。

 

もちろん、自由にできるから成績がよくなるわけではないですが、自由にできることは幸せでもあります。

 

そんなヘッジファンドの悩みを述べている文章があるので引用します。

(改行は私が勝手にしました)

 

皆さんの中にはもしかするとこういう風に考える人は居ないでしょうか?ヘッジファンド運営するような賢い人は相場の動きを把握していち早く現金化でベア相場を回避できる、と。

 

でも現実は違います。ヘッジファンドも他社と競合しています、完全に相場を予想はできませんからもし現金化して競合相手よりも成績が悪くなると顧客から解約されてしまいます。そのため、音楽がなり続けている限りは踊らざるを得ません。

 

あの2008年からのベア相場でも確かに状況を素早く把握し現金比率を大きくして下落ダメッジを小さくしたヘッジファンドもあります。でもそういうヘッジファンドは下落の過程でまだ損失が少ないために顧客から解約されてファンド自身が無くなるのです。一方大きな損失を出したファンドは顧客が損失確定をしたくないためにそのままになるという、皮肉なことが起きます。しかも下落局面で損失が少なかったというのはその後あまりセールストークになりません、相場上昇期にこれだけ実績を上げたという方がよほどセールストークとしては有効です。

 

結局は人の心理が相場を動かすのです。相場の動きを賢明に把握し下落局面でいち早く現金化して資金を維持できるのは顧客を持たず自らの資金を運用する賢い大金持ちトレーダーだけです。

 

引用元:

http://zerohedgejapan.blog.jp/archives/1070538533.html?ref=popular_article&id=6532536-2179696

 

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2 競争から自由

 

個人投資家というのは「個人」である以上、誰かとの競争に晒されません。評価方法が相対評価ではなく絶対評価であるとも言い換えられます。

 

もちろん、そっちの方が楽しい・燃えるというのならば競争をするのも自由です。

 

私たちはヘッジファンドではないのです。先の引用にもこのような文がありました。

 

相場の動きを賢明に把握し下落局面でいち早く現金化して資金を維持できるのは顧客を持たず自らの資金を運用する賢い大金持ちトレーダーだけです。

 

 私たちは大金持ちではありませんが、顧客を持たず自らの資金を運用する賢いトレーダーになれる可能性を秘めているのです。

 

特に「現金」というアセットクラス――あえてアセットクラスと書きますが――を持てるのは個人投資家の最強の強みです。現金は、インフレ以外のほぼすべてに強いといっても過言ではない、ある意味最高の保険を提供してくれます。(また、ゴールドを同時に保有するのを強く薦めます)

 

さらに、バリュー投資などの忍耐を必要とする投資をできるのも個人投資家の強みです。バリュー投資は聖杯と言っても過言ではないほど素晴らしい投資法なのですが、1年以上市場平均に負けながら耐えることもあるため機関投資家は行えません。顧客に逃げられるからです。

 

結局のところ、人に負けることや機会損失を恐れるあまりにそんな個人投資家のメリットを捨ててしまうのは賢明とはいえないでしょう。

 

3 売買が自由

 

実は機関投資家は売買が自由にできません。意外ですよね。

 

なぜなら多額の資金を一気に動かしてしまうと、それだけでストップ高になったりストップ安になったりして売買にならない銘柄が多いからです。

 

規模の大きい機関投資家は購入も売却も数か月かけてすこーしずつ行う必要がでてきます。当然、その間に株価が急騰したり暴落したりしてそれこそ機会損失をする可能性があります。

 

それに比べて個人投資家は好きなときに好きな量を売買できます。(一部の流動性が枯渇している銘柄を除く)

 

意識したことはないと思いますが、それは実は個人投資家の強みなのです。

 

2 見方によっては個人投資家の方が有利

 

個人投資家はしばしば機関投資家の養分とも揶揄されますが、意外とそうではありません。

 

特に、現金というアセットクラスを持っていること、つまり、相場への参加不参加を自分で決められることは個人投資家最大の強みです。

 

機関投資家は顧客から預かってる資産がある限りそれをほぼすべて投資しなければなりません。債券投資が認められている類のファンドならばまだしも、株式を運用しているファンドの運用者は「割高だなぁ」なんて思いながら投資することがあるのです。なんでお客さんは今更自分のファンドに資金追加してるんだろう……なんて思ってるかもしれませんね(笑)

 

いや、債券でももちろん同じようなことはあります。

 

一方で個人投資家は「割高だなぁ」どころか「よくわからないなぁ」、もっといえば「嫌な予感がする」というふわっと理由でも降りることができます。

 

ふわっとした理由はどうなのかという問題はありますが、こと「勝負から降りる」という選択についてはその程度のふわっとした理由で行ってもいいと私は思っています。

 

何度も書いていますが、好きな時に降りれることは個人投資家の特権なのであり、その特権の価値は私たちが思うよりも大きいのです。

 

ひふみ投信について

 

せっかくなのでまたひふみ投信について触れますと、かのファンドは現金の組み入れ割合を最大50%まで増やせます。

 

しかし、運用以来ずっとTOPIXをアウトパフォームしているという実績を守るためにもそのようなことはしないのではないかと勝手に予測しています。

 

現金の割合を増やせば増やすほど、上昇相場では勝ちづらくなりますからね。またまた先の引用から言葉を借りれば、音楽がなり続けている限りは踊らざるを得ない、のです。

 

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さいごに

 

ということで個人投資家の強みについて紹介しました。

 

とはいえ、その強みを成績に結び付けられるかはあなた次第というも事実なのでそこは勘違いしないでいただければと思います。

 

結局自分の実力次第というところに帰ってきてしまうのはなかなかにあれですが……。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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