とあるオタクの長期投資

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ブラックロックでまなぼ 第二回「新興国投資を続けなさい」


どうも、あいうえです。

 

私は丁度昨日こんな記事を書きました。

 

先に売るべきは先進国株か新興国株か【景気後退に備えて】 

 

ここでは、先進国株と新興国株なら新興国株を売るべきという結論を出しました。

 

……が、ちょうどそんなとき

 


こんな記事をブラックロックが出しました。

 

これはまなばなければ……!!!

 

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1 ブラックロックのブログのまとめ 

 

要は、近頃はいろいろあったけれど、新興国投資を続けた方がいいよというのが結論なのですが、それについて3つ根拠をあげています。

 

Based on price-to-book(P/B), the MSCI Emerging Index is trading at a 30% discount to MSCI World Index of developed markets. This represents the largest discount since December 2016 and compares favorably with the 10-year average of 14%.

 

 要は新興国株の方が割安という話ですね。

 

本記事ではPBRを使っていますが、PERをつかっても新興国株の方が割安だったはずです。

 

割安なのならば今すぐ売る理由にはなりません。

 

2. Despite the typical first quarter slowdown, the global economy is in solid shape.
As I discussed back in late January, global economic growth is key for EM and I referenced industrial metals as a good real-time proxy for global growth. While softer in recent days, the JOC-ERCRI Metals Index has risen 20% during the past year and is still up 4% year-to-date. Other indicators of global growth, such as the global purchasing managers index (PMI), also confirm the ongoing expansion.

 

ここは何を言っているのか理解するのが少し難しいです。

 

まずそもそもの話として、新興国の成長には世界経済の成長が必須です。こういうのはなんですが、結局のところ新興国は世界経済におんぶにだっこなのです。

 

おんぶにだっこなのは先進国も同じなのですが、新興国はおんぶにだっこ度が高いということでしょうね。(日本は……)

 

そして、世界経済の調子をはかるのに最適なのは工業用金属であると主張しています。

 

これもよく言われる話で、金・銀とは違い純粋な工業向け金属である銅やパラジウムの価格は(供給が一定なら)需要に比例します。ということは、銅・パラジウム価格は世界の工業の需要、つまり世界経済の好調度を示しているということになります。

 

そして、それらの金属価格は(最近はさすがにやや軟調ですが)相変わらず好調であると述べています。ということは世界経済は好調ですね。

 

さらには景気先行指数であるPMIの調子がいいことも付け加えています。

 

余談ですが、パラジウムが金・銀と同じく先物を使わずに投資できるコモディティであることは知っておくと便利でしょう。

 

私がコモディティ投資にやや及び腰なのはコモディティ投資にはどうしても先物が絡んでくるからです。その性質が投資家にとって有利・不利どちらに働くのかは時によって異なりますが、そのような「ふたを開けてみなければわからない」ものが絡んでくる地点で少し嫌です。

 

いやまあ先物についてもある程度は勉強しているので、投資先として除外しているわけではないのですが……。

 

最後にはドル高にも触れています。

 

3. A stronger dollar is a headwind, not a death sentence.
There is no doubt that the rapid and surprising appreciation of the dollar has hurt EM assets. That said, the dollar is not the sole, or even primary determinant of emerging market performance. For equities in particular, changes in the dollar have historically had a modest impact on relative returns.

 

歴史的に見て、ドル相場が新興国投資(特に株)のリターンに与える影響は小さかったと述べています。もちろん、ドル高は新興国にとって逆風ではあるのですが。

 

こういう情報をさらっと教えてくれるのが、このような機関投資家レポートのいいところです。

 

以上の3つをもって、新興国投資を止めるべきではないと主張します。

 

近頃は市場が混乱していることを踏まえた上で、遠くない内に経済は回復し、それと共に新興国市場も回復するだろうという感じの言葉で締めくくられています。

 

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2 私の感想

 

私の感想ですが、今回の記事については全面的に同意します。

 

は?お前先に売るなら新興国株とか言ってたじゃん!?とお思いの方もいるかもしれませんが、よく見なくても先に売るべきは先進国株か新興国株か【景気後退に備えて】 の記事では

 

「私は株式が年初の高値を超えたらある程度株式を売る予定なのですが、その際に米国株と新興国株のどちらを売るかで迷っていました」

 

と書かれていまして、むしろ今は米国株:新興国株 = 50 : 50 と世間一般よりも新興国株をオーバーウェイトしています。

 

私が重視しているのはなんだかんだ言ってバリュエーションの安さですね。やっぱりPERは偉大です。

 

懸念されているドル相場については難しいですが、近頃のドル高を支えているのが米金利高及び金利高の犯人の一人とされている原油高であることをそんなにドル高が続くとも思えなくなってきました。

 

米国債売りも原油買いも記録的な水準に達しており、それはつまり、そろそろ相場が転換することを意味しています。

 

特に原油については、なにを根拠に買われているのか私には全く理解できません。

 

参考。

この記事を書いた時から少し私の考えは変わったのですが、大筋としてはまだ同じです。

 

 それに、ブラックロックさんが、ドルと新興国株の相関は低いと述べていますし、よくよく考えれば新興国投資でよく使われるVWOの半分は中国 + 台湾です。

 

近頃話題になっているトルコ・アルゼンチンはほとんど含まれていません。

 

中国のドル建て債もやばいっちゃやばい、むしろ世界で一番やばいのですが、まだ耐えるでしょう。まだ。

 

ドル相場と関係するといえばドル円も気になりますが、これまた折よく武田製薬による下支えがありそうな感じです。

 

普通に考えれば武田製薬による買収程度じゃ為替はさして変わらないのですが、これまでの経験則からすればドル円の支えになってくれそうです。市場は短期的にはセンチメントで動きますし。

 

頼ってはいけませんが、期待する程度なら許されるでしょう。

 

ということで、円建てで見ても新興国投資のリターンは悪くなさそうです。

 

やっぱり、(最近の成績は微妙ですが)新興国投資は今なお少なからず魅力的です。

 

あ、もちろん分散はしておきましょうね。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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 過去記事宣伝

 

新興国ETFは中国・台湾の割合が高いのがなぁという方に。

 

私はPERを結構信じています。

 

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