とあるオタクの長期投資

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逆張り投資のコツ【忍耐と撤退の境界とは】


どうも、あいうえです。

 

今日は個人投資家から根強い人気を誇る逆張り投資について私なりの考え方を書いていこうと思います。

 

逆張り投資というと「う~ん」と思われる方もいるかもしれませんが、かの有名なバリュー投資も逆張りの亜種ですし、逆張り投資自体が駄目な方法論というわけではありません。

 

しかし、その一方でなかなかうまくいかないのも事実。この記事ではうまくいくために必要と思われる要素を考えていきたいと思います。

 

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1 「下がってるから買う」「上がってるから売る」はダメ

 

これは基本中の基本ですが、単に下がってるものを買い、上がってるものを売るのは駄目です。

 

下がってるものには下がってる理由があり、上がってるものには上がってる理由があるのです。

 

「下がる理由があるとはいえ下がりすぎ」「上がる理由があるとはいえ上がりすぎ」なものに対して逆張りを仕掛けていかなくてはいけません。

 

2 逆張りは長期前提

 

では、合理的と考えられている市場においてなぜバリュー戦略を始めとした逆張りが有効なのでしょうか?

 

その答えは「市場心理」にあります。

 

市場も所詮人間の集合体に過ぎないので市場が過度に悲観的になったり、過度に楽観的になったりするせいで「売られ過ぎ」や「買われ過ぎ」が起きるのです。

 

そのうち買われ過ぎに該当するのがバブルですね。

 

ここで考えてみて欲しいのですが「市場が悲観的になりすぎて売られ過ぎている銘柄」があったとして、売られ過ぎの原因である「市場の悲観」は数日でひっくり返るものでしょうか?

 

普通に考えて、よほどの好材料が出てこない限りひっくり返りません。

(というか、そのよほどの好材料が出てくる気配がないから市場が悲観的になってるのです)

 

なので「数日で市場心理が反転する」ことを期待して逆張りを仕掛けてはいけません。

 

逆に言えば、最低でも数か月はかかると見ておくべきです。もしくは年。

 

「底」や「天井」を当てようとして、数日単位で逆張りを仕掛けるから失敗するのです。

 

売られ過ぎている、買われ過ぎているものはいつかは元に戻るというシンプルな法則を利用するだけなのに、欲張って全てを取る必要がどこにあるのでしょうか?

 

そういう意味で「いつ買うか」「いつ売るか」というのもそんなに気にするものではありません。

 

売られ過ぎているな、買われ過ぎているな、と思ったらそこが仕掛け時であり、その後は仕掛けた根拠が崩れてない限り好きなだけナンピンをすればいいのです。

 

おまじないとしてチャート分析やテクニカル分析を使うのはいいと思いますが、基本的には気にしてはいけません。

 

逆張りは長期投資で行うというのは本当に大事ですので、心に刻んでおいてください。

 

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3 逆張りは「買い」が基本

 

逆張りは長期戦であることを踏まえると逆張りと空売りはあまり相性がよくないことがわかります。

 

なぜなら空売りは時間に比例してコストがかかるからです。

(原油などのコモディティを除く)

 

いつ終わるかもわからない投資に対して空売りコストを払い続けるのは流石に止めておいた方が賢明です。

 

ある程度期間を見積もって逆張りをするのなら売りから入ってもいいとは思うのですが、それが出来たら苦労しないわけで。

 

ということで、逆張りは「売られ過ぎているものを買う」という方向性が基本です。

 

なので、ここからは「買い」で逆張りを行っている前提で書きます。

 

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とはいえ、自分の見立てが間違っていた時のリスクヘッジとして空売りを仕掛けておくということはできます。

 

4 撤退ラインはあらかじめ決めておく

 

いくら長期的な視野で入ったとしても、撤退すべき時には撤退をしなくてはなりません。

 

どのような時に撤退をすればいいのでしょうか?

 

まず、1で述べた内容に似ていますが「下がったから」というのは理由になりません。

 

これは2で述べた内容ですが、そもそも市場が悲観的になりすぎて下がってるものは、基本的には下がり続けるのです。

 

なのに、さらに下がっちゃったからと損切りしているようじゃいつになっても成功できません。

 

損切りは「市場が正しかったと判明したときに行う」というのが正解です。

 

言い換えれば、「売られ過ぎていたのではなく、正しく売られていたのだと判明したとき」としてもいいでしょう。

 

どこをもって市場が正しかったと判断するかも確かに難しい問題ですが、これだけは言っておきます。

 

少なくともチャートにはその答えはでてきません。テクニカル分析にはその答えは出てきません。

 

あくまでファンダメンタル的要因にその答えはあります。

 

5 具体例

 

まあ、全体的に分かりづらい内容だなぁとは私も思ってるので具体例を書きましょう。

 

私が現在進行形で行っている逆張り投資を書きます。

 

先日私はMLPのETFを買いました。

 

日本ではあまり有名ではありませんが、エネルギー版REITのようなものです。

 

そんなMLPは高配当が特徴なのですが、最近は以下のようにものすごーく売り込まれてます。

 

yahoo financeより引用

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その結果、「MLPの予想配当利回り - 長期金利」(いわゆるスプレッド)が平時より3%ほど増えました。

 

ちなみに「減配するのではないか」というのが売り込まれている理由です。

 

そこで私はいろいろと調べてみました。

 

まずは機関投資家のレポートを読みました。全会一致で「減配はおそらくない」でした。

 

税制改革によって減配が起こることが恐れられているのですが、彼らの調べでは税制改革の影響はほとんどないようです。

 

ん?なら他の悪材料が織り込まれてるのか?と思って頑張って色々探してみたのですが、残念ながらそちらも発見できず。

 

だったら、いつかは平時のスプレッドに戻るのが市場というものです。

 

逆張り投資の出番です。買いましょう。MLPにはここ二十年ほど株式市場をアウトパフォームしてきた心強い歴史もあります。

 

では、この場合の撤退ラインはどこでしょうか?

 

先ほども述べましたがチャートを見てはいけません。

 

前回の底値を下値ブレイクしたら……とかは絶対ないです。

 

というか、そういうのを考えてるから逆張りに失敗するのです。数年前の底値になんの意味があるのか説明できる人がいたらお聞かせ願いたいものです。

 

ということで正解は「減配によってスプレッドが狭まったら」

 

当然です。スプレッドがいつもより(根拠もなく)広がってるから逆張りを行ったわけで、減配によってスプレッドが狭まったら市場が正しかったことになります。だから、減配によってスプレッドが狭まったら撤退するのです。

 

減配してスプレッドが狭まったけど、それでも平時よりスプレッドが広いというような状況でどうするかは難しい問題ですが、それなら買い継続の予定です。

 

それ以外の要因で撤退する必要はどこにもありません。例えこの後数か月売りに売り込まれても、買う理由がある限りナンピン買いをすればいいのです。

 

リスクヘッジとして空売りをするのなら、地政学リスクの影響で高くなっている原油か、シェール企業が多いジャンク債が本命でしょう。まだしていませんが、原油については価格推移によっては行うかもしれません。

 

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さいごに

 

ということで最後らしくまとめをば。

 

私が考える逆張りのコツは以下の通りです。

 

1 市場が間違ってるという根拠があるときにする

2 長期戦になることが前提

3 市場が正しかったと判明したら撤退

4 チャート、テクニカル分析に頼ってはいけない

 

一番大事なのは2の、長期戦になることが前提、でしたね。

 

それさえ忘れなければ平均回帰の女神が微笑んでくれるでしょう。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

逆張り投資をする際には、市場がどこまで織り込んでいるのかについてある程度考えておく必要があります。

ただ、自分で書くのもなんですが以下の記事には織り込み済みという用語の解説以上の内容はないので、知っている方は読む必要はありません。

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