こんにちは。あいうえです。
そう、あれは大体半年前のこと……私はKindleを買いました。
本は紙派だった私が一瞬にして電子書籍派に転向した瞬間でした。
ということで、今回はKindleをテーマに書いていきたいと思います。紙の本とKindleの違いとか、Kindleのいいところ、悪いところなどについて書きます。
- 1 なぜ紙派だった私がKindleを購入するに至ったのか
- 2 細かいことはさておき、一番気になる読み心地はどうなのか
- 3 Kindleの利点
- 4 Kindleの欠点
- 5 その他各種情報
- 要はKindleすごい
1 なぜ紙派だった私がKindleを購入するに至ったのか
まずはこれから語りましょうか。知りたい人はいないと思いますけど。
まあ、食パン咥えながら遅刻遅刻~と走る女子高生並みにありふれた理由ですが、本棚がいっぱいになったのが理由です。
私結構ラノベ読むんですが、というかラノベばっか読んでるんですが、ちょうど本棚が半年ほど前にパンクしまして。ラノベ用に買った本棚がいっぱいになってからも段ボールとかで誤魔化してきたんですけど、流石に限界を迎えつつあり。
というか、ラノベ以外にも将棋の本とかも結構ありますし、最近は同人誌購入ペースも成長率が著しくなってしまいまして。
ということでついにKindleに手を出してしまったのです。Amazonに屈してしまったんだなぁ……。
まあ、後はAmazonの電子書籍サービスはしばらくなくならないだろうと確信を持てたからというのもあります。
電子書籍といえばサービス停止がどうしても頭にちらついてしまいますが、もう大丈夫だろうと思えましたので。
ちょうどKindleの新型も最近発表されましたし(2018年2月現在)、Amazon側も今更止めることはないと思います。せいぜいAmazon倒産時くらいでしょう。
(Amazonの倒産地味に怖いですけどね……)
2 細かいことはさておき、一番気になる読み心地はどうなのか
とりあえず知りたいのは読み心地ですよね。なのでそれの感想から書きますと
いやもうホント、めちゃくちゃよかったです。
ガチで紙を読んでる感覚と同じです。一冊目から普通に没入できました。
流石電子「ペーパー」なだけはあるなと。
スマホの液晶画面で小説とかを読んでて、電子書籍読みづらいと思っているならそれは液晶のせいだと断言します。
Kindleの画面は本当に紙そっくりです。
まさか自分も一冊目からこんな違和感なく読めるとは思いませんでした。数冊くらいは紙との差から生じる違和感に苦しむと思ってたので。
ほんと、Kindle派が地味ながらも増えている理由がわかりました。
はい。
ということで、紙派の皆様は持ち心地も気になると思いますので次は持ち心地の話。
まず重さの話をすれば、かなり軽いです。片手で読むことが多いくらいには軽いです。
私の感覚では、文庫本1冊よりは重いけど2冊よりは軽いといった感じですね。本として自然な重量の範囲内に収まっています。
大きさも文庫本みたいなかんじなので、文庫本を持って読んでる感覚と思っていただいて問題ないです。
厚みを感じることはないので、そこは紙の本と違うといえますが、スマホを普段から使ってる人ならそれが気になるということはないと思います。
最後はページめくり問題ですね。
ページはめくるというよりはタッチして切り替えるという感じなので、慣れるまでは「うーん」となるかもしれません。
とはいえ、私は比較的すぐ慣れました。
最近のは昔に比べて格段にページめくり速度が上がっているということもあり、漫画すら普通に読む限りは気にならないです。
ある程度使い慣れた今となってはページめくりのことをそもそも意識すらしてません。
紙の本だって、「よし、ページめくろ」なんていちいち考えてめくったりしませんよね? それと同じ感じです。
あと、本のダウンロードの時間は十秒くらいなので、ストレスがない範囲に収まってて問題ないです。
3 Kindleの利点
そんなKindleくん。上記以外にもいいところがたくさんあります。
1 Kindle本は紙より安い場合が多い
もちろん定価の通りのこともありますが、安い場合がなんだかんだ多いです。ある程度以上買えばKindle本体端末分を回収できます。
もちろん、その分出版社の取り分が少なくなってたりするのでそういう意味では良し悪しですけれど……。Amazonが出版社じゃない以上、本好きとしてはそういうところも微妙に気になります。
2 本を買った時にちゃんとポイントはつく
アマゾンポイントはちゃんとつきますし、クレジットカードで買えばそちらのポイントもつきます。
AmazonのクレジットカードならAmazon内の買い物でのポイントが優遇されてるので、これを機に申し込んでみてもいいかもしれませんね。
Amazonのポイントはデフォルト設定では何かを購入するたびに使われるので「貯まる」という概念がありません。
使い忘れがないということで私はこの設定好きですが、皆さんはどうですかね。嫌いという人もいそうです。
3 とりあえずカバンに入れとけばいい
Kindleって結構薄いんですよね。スマホとそんなに変わらない感じです。
なので、読む予定がなくても外出時にとりあえずカバンに入れておけば暇になった時に便利だったりします。
普段から読む人にとっても、読み終えた本とこれから読む本の交換を忘れちゃった……みたいな事態を未然に防げます。
今日はどの本を持ってこっかな♪ という楽しみがなくなるのは少し悲しいですが。
4 電池の持ちは無駄にいい
電池のことを気にしながら本は読みたくないですよね。でも、安心してください。
1日30分の使用なら6週間程度というカタログスペック通りの電池の持ちの良さを誇ります。
もちろんどれくらい読むかによって電池の持ちは変わりますが、日2時間でも一週間以上持つ計算ですから。
電池の持ちが良すぎて、あとどれくらい電池が残ってるのかの確認を怠ってしまい外出先で電池が切れたという事件が発生するくらいにはちゃんと持ちます。
逆に電池の存在を忘れちゃうんですよねぇ。
5 お金が許す限りスペースを気にせず無限に本を買える
言うまでもないでしょう。私が電子版に移行した理由もこれです。
買った本をどこにしまおうかという悩みはある地点までは楽しい悩みでもあったのですが、ガチで収納スペースがなくなって以降は買うたびに「収納どうしよかなぁ」ということが頭にちらつくようになって辛かったので……。
4 Kindleの欠点
とはいえ、まだまだ駄目なところもあるのがKindle君。これも伝えなければブログ記事失格です。
1 白黒のみ。カラーには対応してない
表紙がカラーのものでも容赦なく白黒です。
挿入されている写真や図、イラストも白黒なので、「右図の赤い部分が」とか書かれてもKindle読者は何言ってるかさっぱりみたいな状況が発生します。
もしカラー版を見たいなら、スマホかパソコンにKindleリーダーを入れてパソコンで見るしかありません。すると文章自体は読みにくくなるので、本当にカラーページを見るだけになります……。
2 電子版の発売日が遅い場合がある
発売日が紙より遅いことがしばしばあります。
なので、周りにネタバレをくらう可能性がどうしてもあります。
紙だと発売日に買いさえすればネタバレ発生確率を抑えられるのですが、発売日自体が遅いようじゃどうしようもありません。
とはいえ、電子版の発売日は出版社次第なので、普通に紙と同日(遅れても1日)というところも多いです。
私はラノベ読みなのですが、KADOKAWA系ライトノベルは標準で1か月遅れ、電撃文庫は2か月遅れでの配信だったり。
KADOKAWAはぶっくうぉーかーなどという自前の電子書籍サービスを展開しているので、Kindle側の配信を遅らせることでユーザーを囲い込みたいみたいです。
3 セキュリティ問題
Kindleには当然クレジットカード情報を登録するのですが、購入直後は一切セキュリティがない状態だったりします。
なので、購入してクレジットカード情報を登録したら、すぐにセキュリティの設定を行ってください。
Fireじゃない方のKindleも実は試験的にブラウザ機能がついてたりするので、理論上はAmazonでの買い物が好き勝手にできてしまいます。
起動時にパスワードを要求する設定にしておくのが私的には推奨です。
いずれにせよ、失くした際は速やかに対応してください。繰り返しますが、クレジットカード情報が登録されてますので。
4 本の内容をどこまで電子書籍に入れてくれるかが出版社次第
これは漫画特有の問題なんですが、大きな問題だったりします。
皆さん、漫画を読むときってカバー裏見ますよね?
作者による小ネタとかがあってクスッって笑えるのも多いです。漫画の楽しみの一つと言っていいでしょう。
しかし、カバー裏が電子版あるかどうかは実は出版社次第です。
何事もなかったかのようにカバー裏を載せない出版社もいれば、最後に「特典」と称して載せてくれる出版社もいます。
無かったら悲しいですがあきらめましょう。
5 動作はもっさりしている
本を買うときとかに本のタイトルで検索したりするのですが、動作がもっさりしてます。後は先述したセキュリティ用のパスワードを入力する際ももっさりします。
スマホと同じ感覚で操作するとうまくいかないので注意してください。
いつもの感じで入力していると、2番目に入力した文字が反映されず飛ばされちゃったりします。
なので、本を買うのはスマホかPCでやるのがいいかもしれません。それでもWifiが繋がっていれば普通に配信されます。
6 買った本の整理が難しい
Kindleくんは基本的に買った本をドバーって並べているだけです。
一応コレクションという機能があり、そこに本を入れることはできるのですが、正直いまいち。
コレクション機能自体はいわゆるフォルダーと同じ感じなのですが、フォルダーはフォルダーの中にフォルダーを入れることができますよね?
Aというフォルダーの中にBというフォルダーとCというフォルダーが入ってるみたいな感じで。
しかしコレクション機能にはそれがありません。なので、本を分類するためのコレクション自体の増殖に悩む羽目になります。
7 意味のない3G回線
なんか、一応3G回線がついていますが、3G回線を利用して購入した本のダウンロードをすることはほとんどできません。
「ファイル容量が大きすぎるためWifiでダウンロードしてください」と言われます。
なので、正直無駄機能です。
5 その他各種情報
Kindleを購入する前に知りたいであろう情報をまとめました。
1 キャンペーン情報ありとなしの違い
キャンペーン情報というのはKindleのセールとかの情報のことです。なんかロック時とかに表示されるみたいですね。
キャンペーン情報自体は消費者にとっても有益ですし、本体購入時に安くなるので一概に悪いとは言いません。
しかし私は少し高くなっても付けませんでした。そういうの好きじゃなかったんで。
基本的にキャンペーン情報ありを買うとその後数年はそれと付き合うということをしっかり理解してから選びましょう。
もし嫌いなのに「あり」を選んでしまったならば、目先の安さを求めた代償は高くつくでしょう。
2 保護シートは買うべき
購入時に「あんたカバーとか保護シート買う?」って聞かれると思いますが、保護シートは買うべきだと思います。
電子インクは衝撃に強くないらしいので……。
一方カバーはなくてもあまり困りません。ソースは私。そんなに汚れたりしませんし。
要はKindleすごい
Kindleって買った本を読むしか能がない機械なので、買う前は正直これに一万円以上かけるのか……という感じでした。
電子書籍を読むだけならスマホでもできる今、わざわざこいつを買う意味あるのか?って。
音楽聞くためだけにウォークマン買うの!?みたいな感じで。
(ちなみに私は買ってます)
でも、今なら確信を持って言えます。本が好きならKindleを絶対買うべきだって。
確かに欠点もあります。私だって買ってからラノベのカラーイラストを楽しめなくなりました。
(定期的にPC版でカラーのを見てますけど)
でも、Kindleを導入することによるメリットは大きいです。
本の整理や、今日持っていく本の選定作業などといったことに時間を使わなくてもよくなります。これは二言目には時間ねぇという我々現代人には大きいです。
(いやまあ整理や選定作業めちゃくちゃ楽しいですけども!)
Kindleにはその価格に見合うだけの価値はあると断言します。
お読みいただきありがとうございました。